エクスペリサスに新たなゲート、弓削貴久氏が執行役員に就任
エクスペリサス株式会社は、新たに弓削貴久氏を執行役員 国内BtoG事業部長に任命した。この発表により、同社の挑戦が新たなステージを迎えることとなる。弓削氏はこれまで28年間にわたり、観光業界の第一線で活躍してきた実績を持ち、特にインバウンド事業においてはその名を知られる存在だ。彼が築いてきた経験は、エクスペリサスにとって貴重な資産となるだろう。
弓削氏のキャリアと実績
弓削氏は1991年に株式会社地球の歩き方に入社し、29年にわたり観光・インバウンド業界で数々のプロジェクトを推進してきた。特に2009年に創刊した訪日外国人向けメディア『GOOD LUCK TRIP』は、その後の観光マーケティングの礎となった。その後、彼が設立した「地球の歩き方 総合研究所」では、復興庁や観光庁と連携したプロジェクトを手掛け、特に富裕層をターゲットとした観光誘客促進施策で成果を上げてきた。これまでの経験を基に、弓削氏は独自の高付加価値体験を生み出し、地域の文化を物語として発信することに注力している。
エクスペリサスの新しいビジョン
このたびの任命は、急速に成長するインバウンド観光市場において、エクスペリサスが先進的な取り組みを進めるための重要なステップとなる。特に、2024年には訪日外国人旅行者数が過去最高を記録する見通しであり、富裕層による高付加価値観光の需要は一層高まるだろう。弓削氏はこの市場でのリーダーシップを発揮し、官庁や自治体との連携を強化しながら、日本各地の新たな観光資源を発掘し、富裕層向けの高付加価値体験を開発していく方針だ。
弓削氏の思い
「エクスペリサスは世界中の富裕層旅行会社とのネットワーク、BtoB型プラットフォーム、独自の商品開発力を持つユニークな企業です。私が培ったノウハウを生かし、日本全国の地域資源を活用して、国内外の富裕層旅行者に貴重な体験を届けることができるのが私の目標です」と弓削氏は述べている。
持続可能な観光と地域文化の継承
エクスペリサスの企業理念は、「100年先の未来へ、日本中の多様な文化が継承される仕組みを創る」である。この理念に基づき、同社は持続可能な観光による地方創生を実現するため、観光業界において存在感を示すと同時に、地域の文化や伝統を守り続ける仕組み作りに貢献していくつもりだ。弓削氏のリーダーシップのもと、エクスペリサスは新たなチャレンジを続けていくことになる。
未来への期待
そのような背景から、エクスペリサスは日本の観光業界に新たな風を吹き込む役割を果たすと期待されている。今後、同社が手がける高付加価値体験がどのように展開されるのか、目が離せない。観光客だけでなく、地域住民にとってもメリットをもたらす独自の手法を用いて、エクスペリサスは観光業界の発展に寄与していくことになるだろう。これからの展開に、期待が膨らむ。