新アルミ製品「LoopAL」
2025-04-15 13:44:30

アルテミラグループ、CO2削減に貢献する新アルミ製品「LoopAL」を販売開始

アルテミラグループがCO2削減に貢献する新製品「LoopAL」発表



アルテミラ株式会社は、グループ会社である堺アルミ株式会社から、CO2削減に向けた新しいアルミニウム製品「LoopAL」の販売を開始したことを発表しました。この製品は、高純度アルミニウムの精製過程で発生する残渣を活用しており、環境に優しい素材として注目されています。

LoopALの背景と製造プロセス


堺アルミ株式会社は、アルミニウム電解コンデンサ用の高純度アルミニウム箔製品において、国内唯一の一貫した生産体制を構築しています。この独自の技術により、高い製品性能と品質を保ちつつ、世界トップクラスの市場シェアを獲得しています。これらの製品を製造する過程で、精製残渣が発生しますが、その主成分はなんと99%がアルミニウムであり、CO2排出量はゼロです。

この精製残渣を原料として利用することで、アルテミラは「LoopAL」を誕生させました。初期段階では、半導体製造装置や建材向けの純アルミ系(A1100P)板製品として販売され、今後は他の製品カテゴリにも展開される予定です。

環境への配慮とリサイクル


「LoopAL」の特徴は、その製造過程において最大75%の原料を社内循環材から得られる点です。さらに、購入したスクラップ素材を加えることで、リサイクル材の含有比率は最大90%に達することが可能です。このようにして作られた「LoopAL」は、純アルミニウム製品でありながら、通常の製造法と比較してCO2排出量を約60%も削減することができます。

また、再生可能エネルギーを使用したグリーンアルミ新塊を利用せずとも、「LoopAL」を用いた製品や建物のCO2排出量を低減することができるため、持続可能な社会の実現に大きく寄与しています。

エコロジカルな未来を目指して


アルテミラ株式会社は「アルミの技術で夢のアルミライを®」を企業理念として掲げ、アルミニウム専業の企業として持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。堺アルミのミッションは「多様性を尊重し、創造する技術や製品で持続可能な社会の発展に貢献すること」です。このように、品質と環境に配慮した新しい製品、「LoopAL」を通じて、より良い社会の構築に貢献し、Scope 1とScope 2の削減にも持続的に取り組んでいきます。

商標登録について


「LoopAL」は現在商標登録申請中の名称であり、今後の展開にも期待が寄せられています。CO2削減に向けたこの取り組みは、多くの企業や個人にとってのモデルケースとなることでしょう。

社外への取り組みとしては、アスエネ株式会社の監修のもと、CO2排出量の計算が行われており、その客観性が確保されています。持続可能な社会に向けた「LoopAL」の展開は、今後も注目されることでしょう。


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