淡路人形浄瑠璃展
2025-03-27 17:34:52

淡路人形浄瑠璃資料館が21世紀初の写真展を開催!

淡路人形浄瑠璃資料館で開催される特別な写真展



兵庫県南あわじ市に位置する淡路人形浄瑠璃資料館は、2025年の春に特別なイベントを企画しています。開館35周年、そして南あわじ市制20周年を祝うために、特別展示「昭和の人形浄瑠璃をみる!タイムスリップ写真展」を4月5日から8月頃までの予定で開催します。この写真展では、淡路島で撮影された昭和の白黒写真を65点以上展示し、昭和の人形浄瑠璃の魅力を大いに感じていただけます。

写真展の詳細


この展示は、特別展示室で行われ、入場料は無料です。開館時間は毎日10時から17時までで、水曜日が休館日ですが、祝日が水曜の場合はその翌日休館となります。展示室の広さは約42㎡あり、懐かしの昭和の時代に思いを馳せながら、人形浄瑠璃がどのように愛され、楽しばれていたのかを見て、知っていただける内容となっています。

特に注目すべきは、入館者全てが「人形浄瑠璃は難しい」と感じることが多い中、子供たちから大人たちまで幅広い世代が楽しんでいる様子を繊細に切り取った写真です。控室を覗く子どもや最前列で楽しむ学生の姿が、アットホームな雰囲気を醸し出しています。

淡路人形浄瑠璃について


淡路島の人形浄瑠璃の起源は、神事として人形を操って奉納されたことにまで遡ります。江戸時代になると新しい人形浄瑠璃や技術が入ってきて、淡路では40もの一座が結成され、多くが全国各地に巡演していました。地方でも気軽にお芝居を楽しむために、お寺や神社の境内などで特設舞台を設営した「野掛け小屋」が活用されました。この文化は、今もなお淡路島で生き続けています。

野掛け小屋の再現


展示の一つとして、淡路島の写真家である野水正朔さんの写真を基に、野掛け小屋の入り口を再現したセクションがあります。金看板や絵看板のレプリカが設置され、まるで本当にその場にいるかのような臨場感を体験できる工夫がされています。展示を見ながら、録音された浄瑠璃の音声を聞くことで、さらに深くお芝居の世界観を楽しめます。

昭和30年代の特別な舞台裏


特に本展示では、宗虎亮さんが撮影した貴重なネガを使い、普段は見ることのできない舞台裏の様子も紹介します。控室でリラックスする太夫や、出番を待つ人形遣いの姿を通じて、客席が近く、熱いエネルギーが伝わっていた昭和30年代の舞台の様子を明らかにします。

淡路人形浄瑠璃は、江戸時代には40を超える一座が存在しましたが、時代の変化とともに衰退してしまいました。しかし、地域の保存活動によって「淡路人形座」が発足し、今日に至るまで受け継がれています。

訪れるメリット


「淡路人形浄瑠璃資料館」は、無料で入館できますので、気軽に立ち寄って伝統文化に触れられるのが魅力です。この機会に、淡路人形浄瑠璃について深く知り、その魅力に触れる素晴らしい経験ができることでしょう。ぜひ足を運んでみてください。詳しい情報は、公式サイトをご覧ください。

公式サイト: 淡路人形浄瑠璃資料館


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