四万十市イノベーションセンター「しまんとSiXs」が始動!
高知県四万十市に、地域企業の成長をサポートする「四万十市イノベーションセンター」、愛称「しまんとSiXs」がオープンしました。この新たな拠点は、中小企業支援やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に特化したプラットフォームとして、様々な取り組みを行っていく予定です。
開センターの背景と目的
四万十市は、人口減少や少子高齢化といった全国的な課題に直面しています。そのため、地域経済を活性化させるための新たな取り組みが求められていました。そうした背景の中、「しまんとSiXs」は設立され、地域が持つ豊かな自然や人材を活かしつつ、新しいビジネスモデルを創出することを目指します。
フォーバルの役割
株式会社フォーバルは、このセンターの運営を受託しています。フォーバルは、全国で培った中小企業支援のノウハウを活かし、企業の経営改善やデジタル化を推進していきます。特に注力するのは以下の4つの分野です。
1.
人材育成:基礎から実践まで学べる研修プログラムを提供し、地域企業の業務効率化や新規事業の創出を支援。
2.
企業支援:経営課題の整理から業務フローの改善、デジタル化計画の策定まで、企業に寄り添った支援を行います。
3.
産官学金連携:行政、教育機関、企業が連携し、地域課題解決や新たなビジネス創出を促進します。
4.
交流促進:交流の場を設けて、企業間や産学間のネットワーク形成を支援します。
これらの活動を通じて、地域企業が「選ばれる存在」となるような基盤づくりを行なっていきます。
オープニングセレモニーの開催
2025年10月31日には、このセンターのオープニングセレモニーが開催され、多くの地元企業や教育機関、行政関係者が参加しました。セレモニーでは施設の概要や今後の取り組み方針が発表され、四万十市副市長も登壇して地域産業活性化の期待を寄せました。さらに、次代のビジネスリーダーを養成する「DX人材育成研修」の具体的なプログラム紹介が行われました。
DX人材育成プログラムの開始
この取り組みの一環として、「しまんとSiXs」では2025年11月27日から地域企業向けのDX人材育成研修がスタートします。第一回目のテーマは「課題の整理と分類」で、DX推進のための基礎知識や課題設定について学びます。募集人数は先着15名で、参加費は無料です。
期待される成果
「しまんとSiXs」は、地域企業が持続可能な発展を遂げるための重要なハブとして機能することが期待されています。フォーバルと四万十市が協力し、地域の課題を解決しつつ新ビジネスを創出する取り組みは、長期的な地域経済の活性化につながるでしょう。
今後、四万十市イノベーションセンターの活動が地域にもたらす影響と、どのように企業が成長していくのか、引き続き注目です。