2025年1月29日、福利厚生サービスのリーディングカンパニー、エデンレッドジャパンが主催する『第3の賃上げアクション2025』の発表会が行われました。このプロジェクトは、特に中小企業が直面する賃上げの課題解決を目指した新しい取り組みで、福祉の観点から賃上げを実現する良い機会となります。
第3の賃上げとは?
『第3の賃上げ』は、従来の賃上げとは異なり、福利厚生制度を活用して従業員の所得を実質的に向上させることを目的としている手法です。これにより、給与の増加とは異なるメリットが生まれるのが特徴です。具体的には、福利厚生制度を利用することで、税金や社会保険料の軽減が期待でき、従って従業員の手取りが増加する可能性があります。この取組みは、中小企業でも少ないコストで導入ができるため、多くの企業から高い評価を得ています。
ニーズの増加と認知の課題
昨年の春闘では賃上げが高水準まで達したものの、大企業と中小企業の賃上げ格差が拡大する中、多くの中小企業は依然として厳しい状況にあります。この賃上げのアクションは、小規模企業が直面する経営の悩みに応える形で設計されており、実際には4割のビジネスパーソンしか福利厚生による賃上げを認識していないという実情も示されています。そこで、発表会では特にこの新しいビジョンを広めていくことの重要性が強調されました。
発表会の内容と登壇者の意見
発表会の冒頭、エデンレッドジャパンの社長である天野総太郎氏は、昨年の進捗と今年のプランについて説明しました。特に、地域企業との提携を強化し、福利厚生における格差をなくす目的で「地域グロースアクション」を立ち上げると発表しました。このようにして、企業の負担を減らしながらも、社員の賃金を実質的に増やすための支援策が進められています。
さらに、フリー株式会社の相澤茂氏は、企業が従業員の生活支援を強化することが必要だと強調しました。彼の会社は、住居費や生活費を補助する制度を展開しており、実際にこの福利厚生を利用することで社員の生活が向上した事例も紹介されました。一方、株式会社ベアーズの赤荻未加氏は、家事代行サービスの重要性について述べ、特に共働き世帯にとって生活支援がどれほど重要かを語りました。
参加企業の声と実体験
最後のセッションでは、賛同企業に参加している3社の代表が一堂に会し、各企業での『第3の賃上げ』の活用法について情報交換を行いました。彼らは、福利厚生の導入による実際のメリットや、ビジネスの質を高めるための具体例をシェアしました。特に、賃金以外で従業員の幸福度を向上させる取り組みについては大変共感を集めました。
今回の発表会を通じて、福利厚生が中小企業の賃上げだけではなく、全体の業界の発展にもつながる可能性があることが再認識されました。エデンレッドジャパンをはじめとする企業は、これからも福利厚生を通じた新たな賃上げのヒントを提供していくことでしょう。プロジェクトサイトは
こちら。
まとめ
第3の賃上げアクションは、ただの賃上げではなく、企業のエンゲージメントを高め、従業員の生活の質を向上させるための重要なステップです。優秀な人材を確保するため、そして日本経済を元気にするためにも、この取り組みは多くの企業に広まってほしいものです。