「グローブ」と「手袋」の使用者が語る滑り止めの実態調査結果

業務における「グローブ」と「手袋」の実態

調査概要

2024年12月19日から31日までの間に、株式会社MEMOCOは、国内で展開するブランドのチョークレスと共同で、業務上「グローブ」や「手袋」が必要な職業の男女118名を対象にした意識調査を実施しました。この調査の目的は、滑り止めや手汗に関する悩みを把握し、どのような対策が取られているのかを明らかにすることです。

調査の背景

業務中に「グローブ」や「手袋」を着用する際に、手汗や滑りがどの程度問題であるのかを調査しました。特に、業務に支障をきたす場合について知見を深めることを目指しました。参加者の年代は20代から60代以上まで幅広く、男女比は62%が男性、38%が女性でした。勤務年数は様々ですが、10年以上の経験を持つ回答者も24%を占め、経験豊富な参加者が多かったことが特徴です。

手汗や滑りの実態

調査の結果、約82%の参加者が業務中にグローブや手袋内での「手汗」や「手の滑り」を気にした経験があると回答しました。さらに81%がその改善を望んでいると答え、67%が何らかの対策を講じたことがあることがわかりました。対策に関しては、インナーグローブを使用している人が56%を占め、制汗剤や滑り止めを利用している人も多いことが明らかになりました。

滑り止めの使用感

次に、業務中の滑り止めの満足度を調査したところ、大変満足しているという回答は約15%に止まる一方で、85%が何らかの欠点や課題を感じているという結果が出ました。満足している理由には、「インナーグローブをつけることで滑りが改善されたが完全ではない」という意見や、「余計なものを付ける手間はあるが、効果があるので良い」といった前向きな意見がありました。しかし、逆に「指先の感覚が鈍ることがある」「蒸れがひどい」といった不満も多く見られました。

課題と今後の展望

調査を通じて、業務で「グローブ」や「手袋」を使用する人々の高い割合が滑り止めに対する悩みを抱えており、その大きな理由が手汗や滑りの不快感であることがわかりました。「グローブ」や「手袋」が必須な仕事においては、目的に合った素材やデザインの発展が求められています。着脱の手間や蒸れなどの問題を解決することで、業務での集中力を高め、より安全に作業を行うための滑り止めの発展が期待されます。手指の感覚を損なわず、業務の効率を改善するための製品開発に今後も注目していきたいところです。