徳島に新たな共創の拠点「とくしまDX推進HUB」
徳島駅クレメントプラザ5階にオープンする「とくしまDX推進HUB toki-Noix(とくのわ)」は、地域の課題解決とデジタル技術人材の育成を目的とした官民共創の場です。2025年11月4日にはプレオープンイベントが開催され、地域の顔ともいえる多様なステークホルダーが一堂に会しました。
官民共創の形
この新たな拠点は、株式会社フォーバルが地域課題に向き合う企業ドクターとして運営を担います。徳島県から受託したコミュニティマネージャー業務によって、地域のDX推進のための様々な取り組みが行われます。テープカットの瞬間には、関係者の思いが詰まった特別な式典が行われました。
「とくしまDX推進HUB」は、地域企業、教育機関、金融機関などが協力し、セミナーやワークショップ、ハッカソンなどの多様なイベント・プロジェクトを通じて、地域の生産性向上に資する人材を育成していく役割を担います。
プレオープンイベントの模様
プレオープン当日は、行政や企業、教育機関から多数の参加者が集まり、会場は活気に満ちていました。基調講演は、国立大学法人徳島大学の𠮷田雅信客員教授が行い、「徳島モデルが拓く新しい地域DX」というテーマで、地域がどのようにデジタル変革を進めていくかに焦点を当てました。また、パネルディスカッションでは、官民の連携による地域DXの可能性について、登壇者が具体的な意見を交わしました。
特に、徳島県の政策監である上田紘嗣氏からは、地域課題を共有し、解決を目指す官民共創の重要性が強調されました。それに続いて、名刺交換会も行われ、異なる業界の参加者がつながる機会を持つことで、将来のコラボレーションの予感が漂いました。
これからの展望
今後も「とくしまDX推進HUB」は、地域課題の可視化と解決支援をさらに強化し、地域内での人材育成に力を入れていく考えです。参加者が自発的に課題解決に向けたプロジェクトを構築していくためのハブとして機能することが期待されます。
特に、地域内で不足しているDXアドバイザーの育成に注力し、持続可能な地域経済の形成を目指すことが「とくのわ」の重要な使命です。これにより、地域に適したソリューションを創出し、具体的なビジネスモデルを構築することができる機会が増えるでしょう。
この拠点を通じて、徳島が全国的にも注目される地域となる日が来ることを期待し、地域の活力向上に寄与していくことでしょう。さあ、あなたも「とくしまDX推進HUB」で新たな出会いを見つけ、共創の輪に加わりませんか?