はじめに
株式会社スポルアップは、2026年7月に「応援消費(推し活)」に関する調査を実施しました。この調査は、ECアクティブユーザー500名を対象に行われ、消費行動のトレンドを探るための重要なデータを提供しています。特に、応援したい対象や実際の支出状況、消費の動機について詳しく分析されました。調査結果の概要を本記事で詳しく紹介いたします。
調査の概要
調査は、全国のECアクティブユーザー男女500名を対象にインターネットで行われ、主な結果は以下の通りです。40.0%のECユーザーが「応援したい対象」を持ち、その中でも「推し活」層は31.4%、地域やスポーツへの応援は25.4%とされています。特にアイドルやアーティスト、アニメキャラに対する応援が盛んであり、これは世代によっても異なる傾向があります。
年代別の傾向
調査では、若年層がアイドルやアニメキャラを応援する傾向が強いのに対し、シニア層はスポーツや地域に対する応援が主流であることがわかりました。これはECユーザーの年代によって、応援したい対象が大きく変わることを示しています。特に20代では63.2%が推し活層に含まれており、年代が上がるにつれてその割合が低下していきます。
支出状況とその動機
応援したい対象がいる人のうち、80.0%は実際に支出しているといいます。月額の支出は「1,000~3,000円未満」が最も多く、堅実な金額の使い方が特徴です。注目すべきは、支出の動機が「自分が幸せになれる」という点です。これは、推しへの応援が単なる利他的行為ではなく、自己満足や自分の幸福感を満たす行動であることを示しています。
使い道と“譲れない支出”
推し活における支出の使い道を見てみると、最も多いのは「グッズ・関連商品」で60.6%、次いでCDやDVDなどが45.0%、ライブやイベント参加が37.8%と続きます。しかし、自由記述の中には「グッズ」や「ライブ」に対する絶対的な愛着が見て取れ、「遠征費」や「日常の支出を抑える」といった声もあります。これらの結果からも応援消費者のメリハリのある支出スタイルが伺えます。
自己充足の重要性
調査では、応援消費を通じて得る充足感が自己満足の重要な要素であることが示されました。「貢献したい」という気持ちが37.8%に対し、自己の幸福感が56.9%となっています。このことは、応援することで自分も幸せを感じられるという消費行動において、イメージされる利他性とは異なる側面を持っていることを示しています。
結論
応援消費は決してお金の無駄遣いではなく、自己充足と体験価値を重視した賢い消費行動であるといえます。消費者は、推しを応援する中で得られる「一生の思い出」を重要視しており、今後のEC市場においてもこの傾向が続くと考えられます。企業にとっては、こうした消費者心理を理解し、自らの製品やサービスを通じて「推し活」を支える文脈を作り出すことが重要になるでしょう。
お問い合わせ
本調査に関する詳細やデータについては、株式会社スポルアップまでお問い合わせください。