愛媛発、サステナブル養殖真鯛を応援するクラウドファンディング開始

愛媛のサステナブル養殖真鯛への新たな挑戦

愛媛県は、日本国内で真鯛の養殖生産量が最も多い地域として知られています。その中でも一際注目される企業が、赤坂水産有限会社です。1953年に創業し、現在は3代目社長の赤坂竜太郎氏が中心となって、AIやIoTを活用した革新的な養殖方法に挑戦しています。特に、彼らの取り組みの中で評価されているのが「無魚粉飼料」による養殖です。

通常、養殖に使用される飼料には、天然の魚粉が含まれています。しかし、赤坂水産では、この魚粉を一切使用せず、植物由来のタンパク質を活用した新しい飼料を開発。これにより、美味しさとサステナビリティを両立させた養殖真鯛を生産することに成功しました。この革新的な方法は、海洋資源を保護しつつ、安全で美味しい食材を提供することに寄与しています。

Sony Bank GATEによるクラウドファンディングの実施

そんな赤坂水産が、今秋よりソニー銀行株式会社の新たなプラットフォーム「Sony Bank GATE」を通じて、クラウドファンディングを開始します。募集は2025年9月30日から始まり、出資金額は1口10,000円、目標金額は10,000,000円。近年、投資型クラウドファンディングが注目されている中、赤坂水産による今回の取り組みは、愛媛県内企業初の試みとしても注目を集めています。

出資者には特典として、「鯛めしNFT」がプレゼントされる予定です。このNFTは、Sony Bank CONNECTというプラットフォームを通じて楽しむことができるデジタルアイテムで、現代のエンターテイメントの新しい形とも言えます。受取方法も簡単で、シリアルコードを使って手に入れることができるため、気軽に参加できるのが魅力です。

鯛めしを通じて真鯛の魅力を発信

さらに、赤坂水産は2025年10月に東京・立川市に「鯛めし紅坂」をオープン予定です。この専門店では、愛媛県の郷土料理である「鯛めし」を提供し、より多くの人々に真鯛の美味しさと、サステナブルな養殖の重要性を伝えていくことを目的としています。この取り組みが、消費者にとってのサステナビリティへの理解を深めるきっかけとなることを期待しています。

社会課題解決を目指すソニー銀行の取り組み

ソニー銀行は、社会的課題の解決を目指す企業と、社会に貢献したいと考える投資家をつなぐプラットフォームを提供しています。このようにして、持続可能でより良い社会の実現に貢献することを目指しているのです。赤坂水産という地域の企業が、他の企業や地域社会と共に取り組むこのサステナブルなプロジェクトは、今後の日本における養殖業における新しいスタンダードになるかもしれません。

その成果と進展は、持続可能な開発の目標（SDGs）にも貢献することが期待されます。顧客や地域、そして地球環境への配慮を大切にしている赤坂水産の挑戦は、今後も注視すべき企業として記憶されるでしょう。

この素晴らしい取り組みに参加し、一緒にサステナブルな未来を応援していきましょう。