ソニーが開発した新たなAIナレッジプラットフォーム「Shpica」
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、組織内の知識と人材を結びつける新しいAIナレッジプラットフォーム「Shpica」を発表しました。本サービスは、全社員が持つ知識やノウハウを活用し、迅速な情報アクセスを可能にすることで、組織の成長をサポートします。
Shpicaの特長
Shpicaは、様々な機能を兼ね備えています。特に注目すべきは以下の4つの機能です。
1. AI Ask Search
この機能により、ユーザーは自然言語で質問を入力することで、社内の専門家や関連情報に即座にアクセスできます。AIはテキストや画像、PDFなど多様な情報源を横断的に検索し、必要な知識を的確に提供します。
2. Knowledge Converter
ユーザーがナレッジやファイルをアップロードすると、AIが自動的にその内容を分析し、関連情報を分類してリンクを作成します。これにより、過去の資料や議事録が検索可能な形で蓄積され、知識の構造化が実現します。
3. Expert Finder
社内の隠れた専門家を発見するために、AIは従業員のスキルや経験を分析します。これにより、従業員は特定の専門家に直接アプローチし、必要なアドバイスを受けることが可能になります。
4. Personalized Broadcast
社員一人ひとりの興味に基づいて新しいナレッジが提供されるこの機能は、情報の見逃しを防ぎ、創造的なコラボレーションを促進します。新着情報は自動で配信され、関心の高い従業員へと届きます。
提供背景
近日中に労働人口が減少し、中途採用比率が高まる中、企業は従業員の知識を最大限に活用することが求められています。多くの現場では、情報が煩雑で活用できないという状況が続いています。そのため、Shpicaは人とAIの協働をコンセプトにした新しいプラットフォームを開発し、従業員が必要な情報をすぐに得られるように設計されました。
利用結果
すでにこのプラットフォームを試験的に導入した企業では、以下の実績が報告されています。
- - 導入からわずか3ヶ月で約500件のナレッジが蓄積されました。
- - 1日のアクティブ利用率は40%を超え、社員間の協力が見られるようになりました。
このようにShpicaは、組織内の知的資産を最大限に活用し、競争力を高めることを目的としています。
まとめ
現在、Shpicaの申し込みが開始されており、10月1日から正式にサービスが提供されます。月額10万円から利用可能であり、詳細は公式ウェブサイトで確認できます。このプラットフォームがもたらす新しい協働の形に期待が高まります。今後の機能拡充にも注目です。詳細は
Shpicaの公式サイトをご覧ください。