モブキャストHDとレトロワグラースが経営統合へ基本合意
株式会社モブキャストホールディングスとレトロワグラース株式会社は、2025年11月13日に経営統合に向けた基本合意を締結しました。統合の本効力発生日は2026年4月1日を予定しています。この統合は、エンターテインメントビジネスでの実績を持つ柴咲コウ氏の影響力と、モブキャストHDの財務戦略を融合させ、共通のビジョンを掲げることを目的としています。
経営統合の背景
モブキャストHDとレトロワグラースは、長い期間にわたってお互いに信頼関係を築いてきました。LTG社は、柴咲氏の強い信念に支えられており、特に「サステナビューティープロジェクト」を中心としたD2C事業とエンターテインメント事業は、2期連続で黒字化を達成するなど、成長を続けています。一方、モブキャストHDでは、ソーシャル・エンターテインメント事業やM&A戦略の強化に取り組んでいます。
それぞれの強みを生かし、共同で新たな成長を促進すべく、経営統合に至ったのです。統合後は、M&A戦略を強化し、企業としての成長を加速する予定です。
新しい経営体制
経営統合に伴い、新たに最高事業構想責任者(CVO)および最高経営責任者(CEO)という役職が設けられます。CVOには柴咲コウ氏が就任し、企業としての理念や事業ビジョンを定め、それを推進する役割を果たします。CEOには藪考樹氏が就任し、具体的な経営戦略やアライアンスの推進を担当します。このように両名の役割を分担することで、経営の効率を高める狙いがあります。
今後のスケジュール
今後の予定としては、2025年12月24日に最終契約書の締結を予定しており、さらには2026年3月24日には定時株主総会が開催される予定です。そして、2026年4月1日から経営統合が実施される見込みです。また、本経営統合に関する合併比率などは、第三者機関の算定結果を基に決定されます。最終契約が締結され次第、詳細も公表される予定です。
事業加速に向けて
経営統合を通じて、モブキャストHDのM&A戦略「SIAP」にさらに力を入れていく計画です。これにより、将来的に新たな企業が協力しやすいプラットフォームを構築することを目指しています。また、新体制においては、優れた人材の採用も進めており、特に営業やマーケティング部門の重要な役割を担う人物を募集しています。
両社は、熱意のある新メンバーを積極的に迎え入れることで、今後のビジョンを強化していくつもりです。
まとめ
この経営統合は、大きな成長を遂げるための新たなステップとなるでしょう。モブキャストHDとレトロワグラースの合わせた影響力と経営資源の融合によって、より強力な体制が整う期待が高まります。今後の進展から目が離せません。