フォナックの新たな挑戦
スイスに本社を置くソノヴァ社の日本法人、ソノヴァ・ジャパン株式会社が、補聴器ブランド「フォナック」から新しい補聴器「インフィニオ ウルトラ」を発表します。この新製品は2025年11月19日から発売されますが、その進化のポイントは、従来の「インフィニオ」シリーズをさらにアップグレードし、特に快適さと性能に重きを置いていることです。
ユーザーの期待に応える技術
「インフィニオ」シリーズは2025年の1月に日本で初めて発売され、多くのユーザーから好評を得ています。特に、SNS上では実際に使用した方々の体験に基づくポジティブなフィードバックが目立ちます。2025年に投入された充電式耳あな型補聴器「バート I-R」も、音質の良さやデザイン性が評価されています。これらの成功を受けて、フォナックは高性能の「インフィニオ ウルトラ」を送り出します。
“ウルトラ”な機能
「インフィニオ ウルトラ」は、これまでの補聴器における「聞こえ」の常識を覆す技術を搭載しています。代表的な進化の一つが、自動環境適応機能「オートセンスOS」のバージョンアップです。このシステムは、音の環境を精度高く識別するためにAIを活用しており、その性能が従来のバージョンから24%向上しています。これにより、騒がしい状況においても快適な聞こえを提供することが可能となります。
新しい接続性の形
次に注目したいのが、スマートフォンとの接続機能です。新しく追加された「ワンステップぺアリング」により、アプリから一度の操作でスマホと補聴器との接続が完了します。これにより、無駄な手間を省き、よりスムーズな利用が実現。さらに、フォナックの独自技術により、最大8台のBluetoothデバイスと同時に接続可能なため、利便性は飛躍的に向上しました。
新しいお手入れの常識
また、フォナックは「イージーガード耳せん」という新しい耳せんを開発しました。この耳せんは、音を通す特殊な膜を使用しており、耳垢の管理が簡単になります。従来の耳垢防止フィルターの交換が不要になり、管理が大幅に楽になるため、最大で38%の来店回数削減が実現可能です。これにより、ユーザーは耳垢に煩わされることなく快適に利用できます。
大切な声を逃さずクリアに
続いて、全方位からの音を捉える技術にも注目です。「オーデオ I-スフィア」には、世界初のDNNチップ「DEEPSONIC™」が搭載されており、この技術での音声処理が進化しました。これにより、「ことば」と「雑音」をしっかり切り分け、いかなる環境下でもクリアな音声を届けることができるのです。この機能のおかげで、騒音が多い場所でも自然な会話を楽しめます。
利便性も向上
さらに、「オーデオ I-スフィア」では、アップグレードにより電池の持ちも改善されています。最大30%の省エネが実現され、特に「騒がしい中での全方位からのことば」プログラムを常時使用しても、最大11時間も稼働が可能です。これにより、一日中外出して過ごすユーザーでも、安心して利用できます。
最後に
フォナックの「インフィニオ ウルトラ」は、これまでの補聴器の常識を超えた進化を遂げています。革新的技術とユーザー目線のデザインが組み合わさることで、多くの方々の生活をさらに豊かにすることでしょう。補聴器を新たに検討している方、あるいは既にフォナック製品をお持ちの方も、この進化をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。