新しい性感染症予防の形「JUST IN CASE」
2024年、梅毒の感染者数が過去に次ぐ多さを記録する中、日本における性感染症の現状は深刻です。国立感染症研究所の発表によると、梅毒感染者は1万4663人と、流行が続く状況です。このような背景のもと、医療法人社団OURSが運営するKARADA内科クリニックでは、性感染症予防のためのオンライン処方診療サービス「JUST IN CASE」を2024年4月22日からスタートさせました。
「JUST IN CASE」は、性感染症の予防をより手軽に、かつ効果的に行うことを目指しています。特に注目すべきは、事後の予防薬である「DOXY PEP(ドキシペップ)」と、事前の予防薬「HIV PrEP(HIVプレップ)」です。これらの薬は、一定の成功率で性感染症のリスクを軽減するもので、誰もが利用しやすい環境を整えています。
予防の新しい選択肢
日本社会では、性感染症に対する意識がまだ不十分で、予防手段は「コンドーム一択」にとどまっています。しかし、マッチングアプリの普及により、より多くの人々が不特定多数との性行為を行っています。そのため、薬による性感染症の予防が重要な選択肢として浸透することが求められています。
「JUST IN CASE」は、まさにそのニーズに応えたサービスです。特に若年層に親しみやすいデザインで、オンラインでのアクセスも容易です。公式ウェブサイトには、必要な情報が整然とまとめられています。従来の性感染症検査と診察も組み合わせており、安全性の確保が大前提となっています。
PODCASTでの対話
さらに、サービスの一環として、お笑い芸人ラランドのニシダさんとタレントまつきりなさんをMCに迎えたオリジナルPODCAST「ニシダとまつきの性々堂々」がスタートします。この番組では、恋愛やセックスに関するさまざまなテーマを、オープンにかつ率直に討論するスタイルをとっています。どんな悩みや疑問も、楽しい雰囲気の中で取り上げられ、リスナーに対して新たな知識と認識を提供します。
社会課題への取り組み
KARADA内科クリニックは、オンライン診療サービス「JUST IN CASE」や「ニシダとまつきの性々堂々」を通じて、性感染症の蔓延という社会的な課題に立ち向かっています。若者にとって、性感染症への理解と予防策を知ることは、自身の健康を守るために不可欠な要素です。今後も、理解を深めるための情報提供を継続し、性感染症予防の普及に寄与することが期待されます。
公式情報
この取り組みを通じて、性的健康を促進し、より多くの人が健やかな生活を送れることを願っています。