万葉の世界を深く知る「万葉古代学東京講座」開催
奈良県立万葉文化館は、古代文化をテーマにした総合文化拠点であり、特に『万葉集』に焦点を当てた活動を行っています。2007年から毎年開催されている「万葉古代学東京講座」は、今年度も多くの参加が期待されています。今回は、飛鳥池工房遺跡から出土した富本銭が国の重要文化財に指定されるにあたり、それに関連した貴重な講演が行われる予定です。
開催概要
- - 日時: 令和7年(2025年)9月15日(月・祝)14:00〜17:00(開場13:30)
- - 会場: 奈良まほろば館(東京都港区新橋1-8-4)
- - 定員: 50名(定員を超えた場合は抽選)
- - 参加費: 無料
- - 申込方法: 専用申込フォームからの事前申し込みが必要
参加希望者は、万葉文化館のホームページに設けられた専用申込フォームを通じて、郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレスを記入し、8月26日(火)17時までに申し込みを行う必要があります。なお、郵便、電話、メール、FAXでの申し込みは受け付けていませんのでご注意ください。
講演内容
1.
文学研究からみた「飛鳥池工房遺跡」の意義
講師: 井上さやか(万葉文化館企画・研究係長)
この講演では、飛鳥池工房遺跡が持つ文化的な意義について、文学的視点から詳しく解説されます。
2.
国宝・重要文化財に指定された『万葉集』の写本
講師: 榎戸渉吾(万葉文化館研究員)
榎戸研究員は、特に国宝に指定された『万葉集』の写本について、その価値と背景を深掘りしていきます。
3.
世界記憶遺産『御堂関白記』―文化の庇護者としての藤原道長―
講師: 中本和(万葉文化館主任研究員)
文化の守護者として知られる藤原道長について、その影響を与えてきた『御堂関白記』の重要性について紹介されます。
この講座では、多様なテーマが取り上げられ、古代の文献や文化について深い理解を得るまたとない機会です。定員には限りがありますが、専門家からの直接の知識を得られる貴重な機会を逃さないよう、ぜひお早めに申し込みを検討してください。万葉古代学の魅力を直接感じられる時間を過ごしましょう。