NAGASEグループ、インド進出
2025-05-27 13:24:22

東京発、NAGASEグループがインド市場に樹脂事業を拡大する理由とは

NAGASEグループ、インド市場への進出



長瀬産業株式会社は、新たに設立した合弁会社「NAGASE WAHLEE INDIA PRIVATE LIMITED」(以下、NWI)によってインド市場への樹脂事業の拡大を計画しています。この動きは、急成長を遂げるインド市場におけるビジネスチャンスを最大限に活かすべく、具体的な戦略を持って取り組むものです。

NWI設立の背景



長瀬産業は、中期経営計画「ACE 2.0」を掲げ、商社、製造、研究開発の各機能を駆使しながら成長を目指しています。その中で、グローバルサウスと呼ばれる新規エリアへの展開が特に重要視されています。NWIの設立は、その一環として位置づけられており、台湾の樹脂製品を扱う大手企業「長華塑膠股份有限公司」(NWP)との合弁により実現しました。

インドの樹脂市場は急成長しており、特にEMS企業を中心とした中国・台湾系企業の進出が目立っています。長瀬産業自身も、このトレンドを捉え、現地のニーズに即したビジネス展開を図ります。

NWIの事業概要



合弁会社NWIは、2025年6月に営業を開始予定で、インド バンガロールを拠点にプラスチックの輸入・輸出および販売を行います。代表者には、林 煒達が就任しています。特に、エンジニアリングプラスチックや汎用プラスチックの需要が高まっている中、NWIは市場の様々な顧客ニーズを的確に捉える能力を活かし、競争力を持ったサービスを提供していくでしょう。

NWPとNINの役割



NWIの設立にあたっては、台湾のNWPの持つ中国・台湾企業との商習慣への深い理解と、インドの法律や規制に詳しいNagase India Private Limited(NIN)の知見を組み合わせることが重要です。このコラボレーションにより、インド市場でのビジネス機会を最大化し、持続可能な成長を実現することが期待されています。

世界的な展望



NAGASEグループは、アジア・パシフィック地域での経験を活かして、インド市場にも本格的に樹脂事業を展開することで、さらなるグローバル展開を目指す姿勢を見せています。また、同社は素材(マテリアル)を通じて、さまざまなお客様のものづくりの課題に対峙し、安心・安全で温かみのある社会の実現に貢献することを志しています。

最後に



新合弁会社NWIの設立は、長瀬産業にとって重要なステップであると同時に、迅速に進化するインド市場に対する戦略的アプローチでもあります。今後の展開に注目が集まる中、NWIがどのようにインドの樹脂市場において成功を収めていくのか、その動向から目が離せません。


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