ロードスターキャピタル、2024年通期決算で連続増収増益を達成
ロードスターキャピタル株式会社(3482)は、2025年2月14日に2024年12月期の決算を発表しました。「不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く」というビジョンを掲げ、不動産投資とFintech事業を推進しています。今回の決算では、創業以来12期連続の増収増益を実現し、業績の好調ぶりが際立ちました。
2024年通期決算ハイライト
当期は、中期経営計画の最終年度であり、連結売上高300億円、連結税前利益100億円という目標を達成。これは、全ての事業セグメントにおいて過去最高の結果を収めたことを意味します。特に、コーポレートファンディング、アセットマネジメント、クラウドファンディングの各事業が何れも過去最大の売上を記録しました。
雇入れ先としてのホテル投資の強化
インバウンド需要の回復とインフレへの対応として、ロードスターキャピタルは高級リゾートホテルの投資を強化。ひらまつが運営する6件のリゾートホテルを新たに取得しました。これには、三重県の「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島」や、沖縄の「THE HIRAMATSU 宜野座」などが含まれています。2024年にはさらにビジネスホテル4件とオフィスビル5件を追加取得予定です。
OwnersBookの成功
日本初の不動産特化型クラウドファンディング『OwnersBook』は、サービス開始から10年を迎え、累計投資額は500億円を超えました。特に、配当総額が20億円を突破したことは、投資家たちに好評を得ている証拠です。
各事業の詳細な状況
不動産投資領域
1.
コーポレートファンディング事業では、販売用不動産の件数と評価額が増加し、2024年末には26件、815億円を記録。この成長は、オフィス回帰の流れが影響しているといえます。
2.
アセットマネジメント事業でも強化が進み、AUMは前期比40%増の1400億円となり、報酬も前年同期比77%増の11.9億円に達しました。全国各地に新規物件を受託しています。
3.
クラウドファンディング事業においても、投資実行額が過去最高の134億円に達し、売上高も前年同期比43%増の6.57億円を実現しました。
今後の見通し
2025年の不動産市場は、インバウンド需要がさらに高まることやオフィス回帰の動きによる影響が期待されます。東京の世界都市別投資ランキングでは1位を維持しており、大阪も20位圏内に位置付けられています。また、オフィス空室率が低下し、賃料が増加していくと予測されるため、このセクターに対する評価が新たに見直されつつあります。
2025年の業績予想
2025年12月期には、売上高が39%増、税前利益が11%増を見込んでいます。加えて、配当性向を18%に引き上げ、自己資本に基づくリターンの向上が期待されます。
結論
ロードスターキャピタルは、成功した2024年をベースにさらなる成長を見込んでいます。新たな投資機会を追求し、マーケットの変動に柔軟に対応しながら、次世代の不動産投資モデルを構築していく姿勢が鮮明です。今後の動向に注目が集まることでしょう。また、次回の決算発表は2025年4月30日に予定されています。
詳細な情報は、当社の公式サイトやIRページで確認できます。