高松AIデータセンター
2024-12-19 15:50:08

中四国初のAI開発用GPUデータセンターが高松にオープン!

中四国初のAI開発用GPUデータセンターが高松市に開設



2024年12月19日、香川県高松市に中四国初となるAI開発用のGPU専用データセンター『高松市データセンター』が開設されました。運営するのは、国内最大級のGPU専用データセンターを持つ株式会社ハイレゾの子会社である株式会社ハイレゾ香川です。

最新技術を搭載したデータセンター



このデータセンターは、最新のNVIDIA製GPU『HGX H200』を408基備えており、高性能な計算処理環境を提供しています。これにより、AI開発や膨大なデータ処理が今まで以上にスムーズに行えるようになります。また、データセンターの設置工事は公益財団法人かがわ産業支援財団の研究施設を一部改装することで、コストが抑えられ、効率的に運営されている点も特徴です。

充実したクラウドサービス『GPUSOROBAN』



新たに提供されるクラウドサービス『GPUSOROBAN』は、画像生成AIや大規模言語モデル(LLM)などの高度な計算処理を迅速に行うことができます。このサービスは、従来のデータセンターと比較して、建設や運転コストを低く抑えているため、業界最安級の価格で利用できるというメリットがあります。実績としては、すでに1,000件を超える利用があり、IT業界から製造業、建設業、さらには大学の研究機関など幅広く利用されています。

地方創生とAI技術の普及を目指して



株式会社ハイレゾ香川は、地域の資源を活用し、テクノロジーと融合させた持続可能な開発を促進することを目標としています。高松市データセンターは、これに向けた重要なステップとなります。さらに2025年には香川県綾川町にて、廃校を利用した新たなGPU専用データセンターの開設も計画中です。

資金援助の背景



本事業は、経済産業省の「クラウドプログラム」供給確保計画に認定され、最大77億円の助成を受けることが決まっています。これにより、特に地方でのAI技術の普及が加速し、地域産業の活性化に寄与することが期待されています。

株式会社ハイレゾの今後



株式会社ハイレゾは、2019年に石川県志賀町でGPU専用データセンター事業を開始し、すでに成功を収めています。最新の高松市データセンターを拠点としながら、地域資源を最大限に活用した活動を展開し、地方創生や生成AIの発展を目指しています。また、2022年にはNVIDIAから「Best CSP Partner of the Year」を受賞するなど、業界でもその存在感を確立しています。

データセンターの運用が始まることで、香川県は今後ますます注目される地域となり、さらなる発展が期待されます。AI技術の進歩が地域社会をどう変えていくのか、今後の動向に注目です。


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