Snowflake AIデータクラウドがISMAPに登録
2025年11月7日、AIデータクラウドを提供しているSnowflake合同会社は、政府情報システム向けのセキュリティ評価制度であるISMAPに登録されたことを発表しました。この認定により、Snowflakeは政府のセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスとして認識され、ISMAPクラウドサービスリストに名を連ねることになりました。
ISMAPとは
ISMAP(Information System Security Management and Assessment Program)とは、日本政府が定めたクラウドサービスに対するセキュリティ評価制度です。この制度の基本的な目的は、政府が必要とするセキュリティレベルを確保し、クラウドサービスの円滑な導入を促進することにあります。ISMAPに登録されたサービスを使用することで、各政府機関は個別に情報セキュリティの状況を確認する手間を省き、より安心してクラウドサービスを活用することができます。
具体的な活用ケース
Snowflake AIデータクラウドには、さまざまな活用シーンが考えられます。特に、中央省庁や地方自治体では、住民サービスの向上を目指したデータ分析基盤として活用が期待されています。また、独立行政法人や公的機関においては、安全な研究データや統計データの管理・分析に活用できるでしょう。民間企業においては、政府機関との共同プロジェクトや受託業務に対して、政府の基準を満たしたデータ管理プラットフォームを整備することが求められています。さらに、金融や医療機関では、より厳格なセキュリティが求められる場面でも安心して利用されることが見込まれています。
素晴らしい信頼性とセキュリティ
このISMAPへの登録を受けて、政府や公共機関のお客様がより迅速かつ効率的にSnowflakeを導入できるようになります。そしてこれにより、中央省庁や地方自治体、独立行政法人などは、より高い信頼性でデータ利活用やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図ることが可能になるのです。Snowflakeは政府のDX推進に寄与し、安全で効率的な行政サービスをサポートします。
さらに、Snowflakeは国際的なセキュリティ基準、具体的にはISO/IEC 27001やSOC 2 Type II、NIST SP800-53などに準拠し、エンドツーエンドの暗号化や多要素認証、きめ細やかなアクセス制御によって、お客様の重要なデータを厳格に保護しています。また、AIや機械学習の活用が進む中で、Snowflakeは統合されたセキュリティとガバナンスを提供し、様々な業界で安全にAIを活用する環境を整えています。
社長のコメント
Snowflake合同会社の社長、浮田竜路氏は次のように語っています。「ISMAPに登録されたことは、当社の提供するセキュリティが日本政府の厳しい基準で認められたことを意味します。この認定により、政府や公共機関の迅速な導入が実現でき、民間企業に対しても信頼性を提供できるようになりました。私たちは、デジタル庁が推進するガバメントクラウドの活用やDX推進に貢献できることを嬉しく思います。」
今後の展望
Snowflakeは、このISMAP登録を起点に、日本市場におけるさらなる成長を加速させる方針です。政府や公共機関向けの体制強化、日本語での技術サポートの充実、そして日本特有のニーズに応じた機能開発を継続的に推進し、全体的なデジタル変革をサポートしていくことを目指しています。
詳しくは、
ISMAP公式サイトや
Snowflake公式サイトをご覧ください。