原ナビィ個展「素手喧嘩」
2025-07-30 14:46:11

原ナビィが描く新たな暴力の美学、個展「素手喧嘩」を開催

原ナビィ個展「素手喧嘩 -SUTEGORO-」



2025年8月7日から8月24日まで、表参道にあるtHE GALLERY OMOTESANDOにおいて、アーティスト原ナビィの個展が開催されます。この展示は、米原康正がキュレーションし、原氏の特異な美的感覚と人間の本質的な感情と向き合う姿勢が反映されています。

作品のテーマと背景


「素手喧嘩」とは、武器を持たずに肉体だけで挑む戦いのことを指します。原ナビィはこのスタイルに、自身の生き様や美学を重ね合わせています。展覧会の背景には、暴力というテーマが横たわり、彼女の作品には怒りや悲しみ、愛情、絶望など、深い感情のエッセンスが込められています。これらの感情は、彼女の描く拳に凝縮され、観る者に強烈なインパクトを与えます。

原は次のように語ります。「素手喧嘩は潔く、無防備ですが、そこに美しさがあります。」彼女が探求するのは、この無防備さが生んだ美しさであり、そこにある生身の存在の意義です。

アーティスト原ナビィのプロフィール


原ナビィは2001年に東京で生まれ、東京藝術大学院の油画科に在籍中。暴力や怒りをテーマにした作品を通して、普遍的かつ哲学的な視点から人間の感情を描き出しています。彼女はその才能を認められ、さまざまな受賞歴を持っています。2021年にはmuni Art Awardでグランプリ及びビューワー賞を受賞し、2024年には卒業制作でサロン・ド・プランタン賞や台東区長賞も受賞しています。

主な展示歴としては、2022年の個展「ベリー・グウ」や、2023年のアートフェア東京、個展「HYSTERIA」など多岐にわたります。

展示内容


この個展では、拳をテーマにした作品が壁を埋め尽くし、空間全体を支配します。訪れる人々は、原ナビィの描くリアルな拳を通じて「暴力という存在と向き合う空間」に身を置くことができます。米原康正は「彼女が描く拳は、感情の凝縮された形」と述べており、決して媚びないその表現は、現代のアートシーンに新たな風を吹き込みます。

人間の本能が薄れつつある現代において、原ナビィは叫ぶことなく拳を描くことで、「これはまだ終わっていない」と私たちに訴えかけています。彼女の作品を通じて、おそらく私たち自身の内面に深く触れることができるでしょう。

展覧会詳細


  • - 会場: tHE GALLERY OMOTESANDO
  • - 期間: 2025年8月7日(木)~ 8月24日(日)
  • - 休廊日: 毎週月・火曜日(ただし、8月11日(月・祝)は開廊、8月13日(水)は休廊)
  • - 時間: 12:00 - 19:00

アクセス


東京都渋谷区神宮前5-16-13 SIX HARAJUKU TERRACE S棟 2F
Web: tHE GALLERY OMOTESANDO
Instagram: @the_gallery_omotesando

この機会にぜひ、原ナビィの個展「素手喧嘩」を訪れ、彼女の独特な視点と表現を体験してみてください。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: アート展 原ナビィ 素手喧嘩

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。