出光興産、マレーシア進出
2025-06-19 14:37:35

出光興産がマレーシアで新たな油ガス田開発事業に参入

出光興産がマレーシアで油ガス田探鉱開発事業に参入



出光興産株式会社は、このたびマレーシアのサラワク州沖合に存在する2つの鉱区、SK427とKetapu Clusterの権益を取得しました。この権益は、韓国のエネルギー企業SK earthonから譲渡されました。さらに、マレーシアの国営石油会社であるPETRONASや地元のPSEPと共同で生産物分与契約を締結し、今後の探鉱・開発・生産において40%の権益を持つことになります。

新たな拠点としての期待



出光興産は、これまでベトナムやノルウェーを拠点に油ガス田の探鉱・開発を行ってきましたが、マレーシアでの権益取得は、将来的な新たな拠点を構築する第一歩と位置付けています。特に、2023年に行われた地下探査データでは多くの有望な構造が確認されており、試掘井の掘削を通じたさらなる開発が期待されています。

エネルギーの安定供給とカーボンニュートラルへの貢献



出光興産は、安定したエネルギー供給を責務とし、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた中期的な目標を掲げています。今回のマレーシアでの油ガス田開発は、東南アジア地域でのエネルギー安全保障の強化を目的とした重要な取り組みとされています。特に、PETRONASが推進する同国での油ガス田開発に参画することで、CE蓄積および排出削減技術の導入も視野に入れており、持続可能なエネルギー供給への道を拓いていく構えです。

鉱区の概要



  • - SK427鉱区
鉱区名: SK427
面積: 約3,324㎢
水深: 10-50m
パートナーおよび権益比率:
- SK earthon: 45% (オペレーター)
- PSEP: 15%
- 出光サラワク: 40%

  • - Ketapu Cluster鉱区
鉱区名: Ketapu Cluster
面積: 約27㎢
水深: 10-50m
パートナーおよび権益比率:
- SK earthon: 45% (オペレーター)
- PSEP: 15%
- 出光サラワク: 40%

出光興産は、今後もこのマレーシアでの権益を活かし、持続可能なエネルギーの供給に寄与していきます。インフラの整備や新技術の導入にも積極的に取り組む方針であり、地域経済に対しても大きな影響を及ぼすことが期待されています。今後の出光興産の動向に要注目です。


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