建設現場とロボット
2025-03-18 09:39:54

四足歩行ロボットが切り開く建設現場の未来とは?

四足歩行ロボットが切り開く建設現場の未来とは?



2025年2月21日、株式会社ポケット・クエリーズと鉄建建設株式会社が協力し、四足歩行ロボットの実証実験が行われることになりました。この動きは、鉄道建設現場やマンション建設現場における業務効率化を目指すもので、人手不足や高齢化が進む建設業界に新たな可能性を提供するものです。

建設業界の現状と課題



日本の建設業界は、熟練技術者の減少や慢性的な人手不足、高齢化が問題となっています。これに加え、デジタルトランスフォーメーションの進展が遅れており、生産性向上や安全管理のための技術導入が進まないという現実があります。特に危険な作業を人間が行うことが求められる場面では、効率化や省人化が急務です。

例えば、高所や不安定な足場といった危険なエリアでの巡回や点検作業において、従来のロボット技術では安定性や障害物回避能力に限界がありました。そのため、今後の技術革新が期待されています。

四足歩行ロボットの実証実験



実証実験は、鉄建建設の建設技術総合センター内で行われます。この施設では、四足歩行ロボットを使用し、実際の鉄道建設現場における動作条件を再現することが可能です。具体的には、以下の2つの環境での検証が行われる予定です。

1. 軌道再現施設


ここでは、ロボットが階段や不安定なバラスト(鉄道の土台)上で走行する様子を観察し、安定性や障害物回避能力を確認します。これにより、ロボットが実際の建設現場でどれほど効果的に機能するのかが明らかになります。

2. 宿泊施設


実証実験では、wi-fi環境下での遠隔操作による巡回が行われます。ロボットに搭載されたカメラから送信される映像をもとに、遠隔操作時の制御精度や操作性が評価されます。

今後の展望



ポケット・クエリーズは、この実証実験から得られた知見を基に、四足歩行ロボットとの連携機能を強化し、さらにXR技術を活用することを目指します。これにより、安全かつ効率的な建設現場を実現し、業界全体の課題解決につながることが期待されます。

今後、彼らの努力がどのように実を結び、建設業務に新たな風を吹き込むのか、注目していきたいと思います。

会社概要


鉄建建設株式会社


  • - 代表者: 伊藤 泰司
  • - 所在地: 東京都千代田区神田三崎町2丁目5番地3号
  • - 設立: 1944年02月
  • - 事業内容: 土木、建築などの建設工事全般に関する請負及び調査、企画、設計などのサービスを展開しています。
  • - URL: 鉄建建設株式会社


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