特殊紙ブランド「解決紙」の誕生
東京都板橋区に本社を置くリンテックが、特殊紙製品を一新し、ブランド「解決紙」を立ち上げました。この新ブランドは、顧客の抱えるさまざまな課題を「紙で解決したい」という強い意志の下に設計されています。独自の抄紙技術を駆使し、カラー封筒用紙やファンシーペーパー、高級印刷用紙など多種多様な特殊紙製品を取り揃えるリンテックが、近年のデジタル化やペーパーレス化の流れの中でも、紙の持つ様々な可能性を引き出すために立ち上げたのです。
ブランド名に込められた思い
「解決紙」という名称には、リンテックの洋紙事業部が掲げる「紙の“ちから”で持続可能な社会の実現に貢献する」というビジョンが反映されています。つまり、紙が持つ機能性や魅力を通じて、日常のさまざまなニーズに応じた解決策を提供していくことが目的です。この思いを受け、特設ウェブサイトもリニューアルされ、本格的なブランド展開が開始されます。特設サイトでは、特殊紙に関する情報がより見やすく、わかりやすく伝えられています。
高機能紙でペーパーレスの時代を超えて
ペーパーレスが進む中でも、特にニーズが高まっているのは環境に優しい紙製品です。リンテックは脱プラスチックの流れに応じて、プラスチックに代わる高機能紙のラインアップを増やしています。たとえば、雨にぬれても破れにくい「プラレスペーパーCoC」や、揚げ物を包んでも油が染み込みにくい「耐油紙」、水や洗剤で洗っても破れにくい「耐洗紙」が人気です。
特殊紙の魅力を探る
1.
プラレスペーパーCoC: この耐水強度に優れる印刷用紙は、さまざまな使い道があります。包装紙としてや書籍の表紙、商品ラベルなど、多用途での利用が期待されています。
2.
耐油紙: 油に強いこの紙は、フッ素樹脂を使用せずに特性を持たせた非フッ素タイプもラインアップしています。お弁当の容器や食品の包装など、食品業界でも需要が高まっています。
3.
耐洗紙: 洗濯された時にも破れにくいこの紙は、クリーニングタグに使用されることが多く、服と一緒に洗われても問題がありません。
4.
セラフォーム: 自己消火性を持ったこの紙は、特に建材用途において注目されています。火災時にも安全性が高く、建材として安心して利用できます。
5.
SUKEKAKE: 繊細な透け感と滑らかな書き心地が特徴で、紙製ファイルなどにも好まれます。
6.
ハーフトーンカラー99N: 高い不透明度を実現したカラークラフト紙です。隠蔽性の高いこの紙は、親展用封筒などに最適です。
これらの特殊紙のラインアップを通じて、リンテックは新しい「解決紙」のブランドでさらなる発展を目指しています。特設ウェブサイトでは各種紙の情報にアクセスでき、様々なニーズに応える製品をご覧いただけます。紙の無限の可能性を通じて、あなたの日常生活やビジネスに新たな価値を提供していくリンテックの今後に期待が高まります。