JAPAN AIとブランディングテクノロジーが資本業務提携を締結
最近、AI業界で注目のニュースが飛び込んできました。JAPAN AI株式会社とブランディングテクノロジー株式会社が資本業務提携契約を結び、両社の強みを活かした新たなサービスの展開を目指すことが発表されました。これにより、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させることが期待されています。
提携の背景
JAPAN AIは「AIで持続的な未来の社会を創る」という目的に基づき、企業のDXを支援する生成AIソリューションを開発しています。このソリューションを通じて、日本企業の生産性向上に寄与することを目指しています。一方、ブランディングテクノロジーは中堅・中小企業向けにブランディングやデジタルマーケティングの支援を行っており、AIを用いた業務の効率化に力を入れています。
両社はその技術と知識を組み合わせることで、コンサルティング業務のDXを推進し、さらなる企業価値の向上を図る計画です。特に、グループ会社の株式会社ジーニーが提供する次世代型カスタマーデータプラットフォーム「GENIEE CDP」との連携により、AIエージェントとの相乗効果を生み出し、コンサルティング業務を進化させていくとしています。
資本業務提携の内容
提携契約の内容には、資本提携と業務提携が含まれています。資本提携に関しては、ブランディングテクノロジーが発行した普通株式2万株をJAPAN AIが引き受ける計画で、取得価格は約2,000万円となっています。
業務提携では、JAPAN AIがブランディングテクノロジーに対して8種類のAIエージェントを提供し、コンサルティング業務の効率化を実現。具体的には、ペルソナ策定や広告バナーの自動作成を行う広告バナーエージェント、競合他社の分析を行う競合/顧客分析エージェント、法規制の遵守を確認する広告審査エージェントなど、多岐にわたるサービスが用意されています。これらのエージェントは業務の迅速化や精度向上に寄与し、成果を上げることが期待されています。
「GENIEE CDP」との連携
また、ジーニーグループの提供する「GENIEE CDP」を活用したデータ管理や運用の支援も予定されています。このプラットフォームは、基幹システムや業務系SaaS、広告データなどを統合し、リアルタイムで顧客行動データを分析します。これにより、より深い顧客理解と効果的なマーケティング施策の立案が可能になります。
統合されたデータ基盤とAIソリューションによって、データドリブンな意思決定が実現し、コンサルティングサービスの効率性と戦略的効果が高まります。
今後の展望
この提携により、両社はコンサルティング業界における新たなサービスモデルを確立し、顧客企業のビジネス成長に寄与することを目指しています。継続的なサービスの改善と革新を行いながら、日本企業の競争力向上にも貢献していく方針です。
会社情報
ブランディングテクノロジー株式会社
- - 代表者: 木村 裕紀
- - 所在地: 東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル4F・5F
- - 設立: 2001年8月
- - 事業内容: デジタルマーケティング事業
- - 公式サイト
JAPAN AI株式会社
- - 代表者: 工藤 智昭
- - 所在地: 東京都新宿区西新宿6-8-1
- - 設立: 2023年4月
- - 事業内容: 人工知能の研究開発、コンサルティングサービス
- - 公式サイト