スイーツ甲子園 ふくしまチャレンジカップの決勝大会
2023年8月24日、福島県の楢葉町と広野町で共催された「スイーツ甲子園 ふくしまチャレンジカップ」の決勝大会が開催されました。本イベントは、東日本大震災の復興を目指した高校生によるスイーツ作りコンテストで、全国から風味豊かな特産品が集結しました。
競技の流れと出場者たち
大会には全国から547組もの高校生がエントリーし、予選を勝ち抜いた12組が決勝に進出。競技は4つのカテゴリに分かれ、大熊町の「キウイ」、富岡町の「パッションフルーツ」、楢葉町の「サツマイモ」、広野町の「バナナ」というテーマでそれぞれスイーツを作ります。
出場者たちは120分間の調理時間に、シェフたちの見守る中で腕を振るい、審査は冷静かつ厳格な目で行われました。今回の審査員は、著名なシェフ4名が参加し、次世代の才能を厳選する役割を果たしました。
最優秀賞の受賞者たち
競技の結果、大熊町賞となるキウイ部門では
黒﨑翔太さん(栃木・国際TBC調理・パティシエ専門学校)が、その創作「Première rencontre」が高く評価されました。続く富岡町賞には
河原洋姫さん(岡山・おかやま山陽高等学校)の「Tarte au passion Fukusima」が選ばれています。さらに、楢葉町賞には
脇田葵さんと
木田美々花さん(和歌山・南部高等学校)の「サツマイモ・シブースト」、広野町賞には
瀬戸口陽葉さんと
水本陽菜香さん(鹿児島・神村学園高等部)の「Lumière」がそれぞれ受賞しました。
最優秀賞を得た高校生たちには、賞金に加えて、プロのシェフと共に各町の特産品を使用したスイーツ開発の権利が授与されます。その成果物は来年2月に東京・代々木公園で開催予定の「ふくしまスイーツフェスティバル」での販売に繋がります。これにより、さらに多くの人に福島の魅力を知ってもらえる機会となります。
コンテストの意義
「スイーツ甲子園 ふくしまチャレンジカップ」は、ただのコンテストではなく、復興のシンボル的な存在です。大震災の影響を受けた地域において、スイーツのパワーを通じて地域の特産品を再発見し、若い世代がその魅力を伝える活動を促進しています。また、特産品を用いたスイーツ作りは、地域活性化に向けた重要な取り組みの一環としても位置づけられています。
特別放送について
決勝大会の様子は、BSフジにて9月27日(日)の午後1時から特別番組として放送される予定です。競技の興奮をその目で確かめ、多くの人に特産品の魅力を感じてもらいたいと願っています。
まとめ
福島県の特産品を活かしたスイーツコンテストは、地域の復興の希望を込めた素晴らしいプログラムです。今後も続々と若いスイーツ職人育成に貢献し、地域の未来を明るく照らし続けてほしいですね。イノベーションと情熱が融合したスイーツが、どのような展開を見せてくれるのか楽しみです。さあ、皆さんもその成果を、来年の「ふくしまスイーツフェスティバル」で体験してください。期待が高まります!