クーリード、3D採寸技術でアパレル業界のDXを加速する新たな挑戦

クーリードが目指す新たなビジネスモデル

クーリード株式会社は、先日3D Life Works社からオートメジャーおよびオートテーラー事業を譲受しました。これにより、同社は3D採寸技術を活用した新しいビジネスの展開を始めることとなり、自社の成長を目指すだけでなく、アパレル業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)における革新にも寄与しようとしています。

3D採寸技術の可能性

この3D採寸技術は、深度センサーカメラを用いて、ユーザーの体型をわずか6秒で正確にスキャンすることができます。150万点のデータを基に、測定誤差は±1mmという驚異的な精密さを実現しています。この技術はファッション業界に限らず、さまざまな分野での応用が期待されており、特にオーダーメイドサービスにおいては、その利便性が大いに活用されることでしょう。

3D採寸技術を活用した展開

クーリードは、3D採寸技術を以下の三つの方向性で展開していく計画を立てています。

1. Unimallの差別化と製品力向上

クーリードは、OEM提供している制服ECプラットフォーム「Unimall」にデジタル採寸機能を追加します。これにより、顧客は正確に体に合った制服をオンラインで簡単に注文できるようになるため、競争力を高め、国内シェアNo1を目指します。デジタル採寸機能の導入は、顧客にとっても大きな利点です。

2. 無人店舗の促進

また、譲受した3D Life Works社が手がけている国内最大手アパレルプロジェクトを引き継ぎ、店舗や販売店の無人化・効率化を積極的に推進していきます。3年間で15社への導入を計画しており、最先端の技術を駆使した店舗運営の実現を目指します。これにより、効率的な販売活動を実現し、顧客満足度の向上にも繋がることでしょう。