ストーリーテリング研修
2025-04-08 06:45:24

岡山大学でのストーリーテリング研修が大学院生に影響を与える

岡山大学でのストーリーテリング研修が大学院生に影響を与える



国立大学法人岡山大学で、2025年3月12日と13日の2日間にわたり、「ストーリーテリング研修」が津島キャンパスで開催されました。この研修には13名の大学院生が参加し、マーキュリッチ株式会社の取締役である野村尚義氏を講師に迎え、情報を物語形式で伝える技法を学びました。

ストーリーテリングは、ビジネスシーンや日常生活において、相手に強く印象を与え、記憶に残る話し方のスキルの一つとして注目されています。この研修では、ただの講義に留まらず、参加者同士のグループワークを行い、その後に発表も実施。参加者は自らのアイデアを他者の前で発表し、実践的なフィードバックを受けました。

野村取締役はストーリーテリングの基礎を教えるだけでなく、日常の出来事やエピソードを用いながら、具体的なノウハウを伝授しました。この実般に基づく参加者の発表は、より洗練されたストーリー作りに生かされ、質の高い内容に仕上がっていました。参加者からは「自分の足りない部分を見つけられた」といった手応えや、日常のコミュニケーションや就職活動にこのスキルを応用したいとの意気込みも聞かれました。

研修の締めくくりとして、佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)から「今回の研修を経て、劇的にスキルが向上するわけではありませんが、身につけたことを実践し続けることが大事です。ストーリーテリングを通じて、相手に変化を感じてもらうことが大切です」とのメッセージが送られました。これは、研究成果を同僚や社会に効果的に伝えることの重要性を強調したものです。

岡山大学は、研究ファーストの教育機関として、研究活動を多岐にわたって行っていますが、高度な専門性ゆえに、その成果が一般に伝わりにくいことがあります。この研修は、内容の面白さを引き出し、聴き手の感情に訴えかけるストーリー作りに焦点をあてており、今後のさまざまな場面で役立つスキルといえるでしょう。

今後も岡山大学は、研究活動だけでなく、その周辺スキルの育成にも注力し、知識から新しい価値を創造できるナレッジワーカーの育成に努めていきます。地域中核の特色ある研究大学として、岡山大学の今後の取り組みに期待が寄せられます。この研修は、「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」という国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の取り組みの一環として実施されました。

岡山大学は共創と持続可能な社会の実現に取り組み、地域社会に密着した活動を展開しています。今後も各方面からの注目が集まるでしょう。


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