新ポータル介護のススメ
2025-10-27 09:12:24

介護の空き情報を手軽に検索できる新ポータル『介護のススメ』がスタート!

介護の空き情報を手軽に検索できる新ポータル『介護のススメ』がスタート!



株式会社IRODORIが運営するポータルサイト『介護のススメ』が、東京都で新たに実証実験を開始しました。都市部の介護施設における空き状況とその受け入れ条件を見える化し、ケアマネジャーや利用者にとって利便性の高い情報を提供することを目的としています。

実証実験の背景


東京都内では、高齢化が急速に進んでいます。2024年9月の推計によると、65歳以上の人口は311万8千人、さらに75歳以上の人口は過去最多の181万5千人に達しています。このような状況を受けて、国や東京都は在宅介護の基盤強化を図っており、訪問介護や看護サービスの提供体制の構築が求められています。

特に、ケアマネジャーと介護事業者との連携が重要な課題となっていますが、これまでの情報提供手段では効率的なやりとりが難しいことがジョ常でした。そのため、東京都では『介護のススメ』を通じて最新の情報をリアルタイムで閲覧できる仕組みを構築し、介護サービスの選定や紹介をスムーズに行えるよう試みています。

実証実験の概要


この実証実験の目的は、ケアマネジャーが介護事業者への迅速な紹介や調整を行うためのリードタイムを短縮することです。今後の展開として、以下のようなサービスが実証されます。

  • - 空き状況の標準提示:施設や事業所の空き枠や受け入れ条件を標準化し、視覚的にわかりやすく表示します。
  • - 基本情報の統一表示:所在地、連絡先、対応時間、費用目安などの基本情報を統一して掲載します。
  • - 補助情報の提供:施設の写真や動画、管理者からのコメントを通じて、より詳細な情報を提供します。

実証は東京都内の介護施設や事業所を対象に行われ、掲載費用は期間中無料となっています。現在進行中の実証期間は2026年内を予定しており、その後も継続運用を目指す方向です。

参加事業者からのコメント


『介護のススメ』に早くも実証参加することになった東京都内の介護事業者からは、期待の声が寄せられています。足立区のわかばケアセンターでは、「地域の事業所同士が同じ情報基盤を共有できるようになれば、紹介や調整の効率が高まる」と語っています。また、江戸川区のぱれっと訪問看護リハビリステーションも、「必要な看護サービスを迅速に届けるため、情報共有の重要性」を訴えています。これにより、実際の運用を通じてユーザーのニーズに適した情報環境の整備が進むことが期待されています。

実証後の展望


実証実験を通じて得られるデータや知見は、今後の事業展開に活かされる予定です。具体的には、介護施設や事業所の表示基準や更新手順のガイドライン整備、自治体との連携強化、さらに老人ホームや保険外サービスなどの広がりを図ることを目指します。

まとめ


『介護のススメ』は、都市部における介護の情報を見える化する新たな試みとして、多くの注目を集めています。ケアマネジャーや利用者にとって、必要な情報が一目で分かるポータルサイトが登場することにより、地域全体の介護サービスの質向上が期待されます。今後の展開にも注目です。


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