VON ARDENNE社との業務提携を通じて環境負荷を低減
近年、地球温暖化が進行し、環境問題に対する意識が高まっています。その中で、再生可能エネルギーの利用促進が大きな課題となっており、各種業界においてもその対応が求められています。そんな中、日本のキヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、ドイツのVON ARDENNE(フォンアルデンヌ)社と独占販売契約を結び、同社の真空成膜装置を日本市場で展開することとなりました。
フォンアルデンヌとは
フォンアルデンヌ社は、技術革新を追求する産業用装置メーカーであり、特に真空成膜技術に特化した製品を提供しています。設立から30年以上の歴史を持つ同社は、世界50カ国以上にわたり1,000台を超える装置を導入してきました。
環境対応技術の進化
フォンアルデンヌの技術は、特に太陽電池や自動車用ガラスなどの分野でその威力を発揮します。真空成膜技術を用いることで、エネルギー変換効率を向上させたり、製品の性能を飛躍的に改善することが可能です。これにより持続可能な社会に向けた取り組みを一層強化することができます。
キヤノンMJの取り組み
キヤノンMJは、フォンアルデンヌ社から販売する真空成膜装置及び電子ビームコンポーネントを日本国内で取り扱うことで、様々な業界における技術向上を図ります。特に注目されているのは、エネルギー・モビリティ・情報通信といった分野での応用です。さらに、キヤノンMJは技術サポートや現地サービスも提供することで、顧客のニーズに迅速に応えられる体制を整えています。
成膜技術の具体例
フォンアルデンヌ社の真空成膜技術には、電子ビーム蒸着やマグネトロンスパッタリングといった高度な技術が含まれており、光学特性や電気特性を制御した多層膜の形成が可能です。例えば、薄膜太陽電池においては、耐久性の高いコーティングを実現することで長寿命化や大面積のコーティングを実現。
また、自動車用のガラスにおいても、エネルギー消費を大幅に削減する効果が期待されます。このように、フォンアルデンヌ社の技術は、持続可能な社会の実現に向けた重要な一助となっています。
今後の展望
この提携により、キヤノンMJは日本国内市場でのシェア拡大を目指すとともに、持続可能な技術をより多くの企業や施設に届けることを目指しています。フォンアルデンヌ社の高品質な産業機器の導入は、多くのクライアントにとってもメリットとなるでしょう。
キヤノンMJは今後も国内外からの優れた産業機器を積極的に選定し、装置の尖端技術を広めていく考えです。持続可能な社会の実現に向けた取り組みを通じて、環境負荷を軽減し、次世代に向けた新たな技術・製品の提供へと繋げていく所存です。
お問い合わせ
一般の方からの問い合わせ先は、産業機器事業部第一営業部営業第三課までご連絡ください(03-3740-3399)。また、詳細な製品情報はホームページでも確認できますので、興味のある方は是非訪問してみてください。