企業ニュース:再生可能エネルギー導入の新たな選択肢
2023年、国際航業株式会社とエコリンクス株式会社が手を組み、再生可能エネルギー関連業務を効率的に支援する新たなサービス、『エネがえるBPO/BPaaS』を発表しました。このサービスは、再エネ事業者や自治体、金融機関などの多様なニーズに応えるもので、設計から申請、教育支援に至る業務を専門チームが代行します。
背景と市場のニーズ
近年のエネルギーコスト上昇や再エネ導入が義務化される中、太陽光発電や蓄電池、EV/V2Hなどの導入に関する業務は急増しています。しかし、実際には業界全体で人材不足やノウハウの断絶が深刻な問題となっています。国際航業の調査によれば、再エネ施工会社の約90%が技術人材不足に直面し、80%が提案書作成の負担で顧客対応が遅れているとのことです。これを受け、両社は再エネ業界に特化したBPOサービスを提供することを決定しました。
エネがえるBPO/BPaaSの特長
この新サービスは、以下の業務をアウトソーシング形式で代行します。
1.
設計支援・レイアウト作図代行:太陽光発電システムの基本設計や図面制作を委託できます。
2.
経済効果シミュレーション:『エネがえる』を用いて、迅速かつ高品質な試算を行います。
3.
補助金・申請代行:再エネ補助金や経産省への申請業務を専門家がサポート。
4.
教育研修:太陽光発電と蓄電池に関する研修をオフラインとオンラインで提供。
特に、初期費用がかからず、単発の診断から対応しているため、業界最高水準の柔軟性を誇ります。これによって、繁忙期の人手不足を補完し、業務を平準化することができます。
利用メリット
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導入効果の見える化:社内の承認や金融機関向けの資料が即時に活用可能です。
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初期コストの削減:補助金制度を最大限に活用でき、時間・コスト負担が軽減されます。
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高品質サービスの提供:長期にわたる安心サービスが期待できます。
今後の展開
また、両社は今後、全国規模での設計・申請支援網を拡充し、業務プロセスを更に効率化することを目指しています。今後はAIとの連携も視野に入れたサービスの提供を計画しています。
国際航業とエコリンクスの情報
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国際航業株式会社は、1947年に設立され、地理空間情報技術に基づいたコンサルティングを行っています。
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エコリンクス株式会社は、2012年に設立され、環境価値創出やシステム開発を手掛けています。
まとめ
国際航業とエコリンクスの提携によって生まれた『エネがえるBPO/BPaaS』は、再生可能エネルギー導入における新たなソリューションとして注目を集めています。今後、持続可能な社会の実現に向けて両社がどのような取り組みを展開していくのか、さらなる期待が寄せられます。