森林環境譲与税と料理マスターズのコラボイベント
北広島町が進める新たな取り組みが、全国で初めて「森林環境譲与税」と「料理マスターズ」のコラボレーションとして実現します。本イベントは、2025年10月27日と28日に開催され、地域の豊かな森林資源を活用した食文化の創造を目指しています。
ダイニング・イン・ザ・フォレスト(10月27日)
最初のイベント「ダイニング・イン・ザ・フォレスト」は、北広島町のフレンチレストラン「Éditer」にて行われます。この特別ディナーでは、料理マスターズ受賞シェフが集結し、それぞれの技を活かして、地元の山の幸や野菜、ジビエをふんだんに使った料理を提供します。シェフの中土征爾氏(NAKADO)、豊島雅也氏(Restaurant SAI 燊)、そして地元の永野大介氏(Éditer)が腕を振るいます。料理は、地域の特産品を最大限に生かしたコース仕立てで、食中飲料も森林をテーマにした独自開発のノンアルコール飲料が用意されます。
グリーンマスターズ・シンポジウム in 北広島町(10月28日)
翌日の10月28日には、「グリーンマスターズ・シンポジウム」が開催されます。こちらには、日本を代表する山の幸料理の名手である中東久雄氏(草喰なかひがし)、北沢正和氏(職人館)、徳山浩明氏(徳山鮓)の三名が登壇し、料理を通じた森林資源の活用について討論を行います。この場では、北広島町特産のジビエを使った「ジビエおにぎり」も振る舞われる予定です。
事業の目的
北広島町がこのイベントを通じて目指しているのは、森林環境譲与税を活用し、地元の食材を使った新しい郷土料理を観光振興につなげ、交流人口の増加を図ることです。地域資源を最大限に活用した食文化の創造は、地域活性化にも寄与する重要な試みです。
料理マスターズとは
料理マスターズは農林水産省が推進する制度で、料理人が生産者と協力し、地域資源を生かした料理を提案することで、地元の農林水産業を元気にする取り組みです。2023年には新たに117名の受賞者が選ばれており、広島県にはそのうち2名のシェフがいます。
参加方法
この特別な体験に参加したい方は、事前に申し込みが必要です。参加者情報をQRコードから入力して申し込むことで、イベントに参加できます。定員に限りがあるため、早めの申し込みをお勧めします。
まとめ
今回のイベントは、料理と森林資源を融合させた新しい挑戦です。参加者は、さまざまな料理の中で地元の特産品を知り、森林資源の大切さを体感することができる貴重な機会です。ぜひこの機会に北広島町の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。