障がい者に寄り添った働き方の実現へ!
最近、障がい者が自分に合った働き方を見つけるための取り組みが、株式会社セラピアを中心に進められています。墨田区に本社を構えるこの企業は、ノーコード技術を活用したコーチングサービスを通じて、障がい者でも無理なく取得できるスキルを提供しています。このプロジェクトは、東京都が推進する「スマートサービス実装促進プロジェクト(Be Smart Tokyo)」に沿って進められ、2026年3月4日にはデモデイが開催され、これまでの成果が報告されました。
プロジェクトの概要
セラピアは、障がいを抱える方々が自分のペースで伸ばせるノーコード技術を活かしたコーチングサービスを提供しています。実際に受講生は、ノーコードツールの開発スキルを身につけ、その技能を生かせる就労支援の仕組みも構築されています。特に法人や自治体向けのユニバーサルデザインのソリューションを提供している株式会社ミライロと連携し、デジタル障害者手帳「ミライロID」のユーザーを対象に広告を掲載するなど、社会との接点を大切にしています。
実証実験に参加した受講生の受講動機を分析したところ、「社会経験を経た再チャレンジを希望」や、「変化を求めて自分に合った働き方を模索している」ことが特徴として浮かび上がっています。受講生の約80%は40代以上の方々で、中途障害や精神障害を抱える人々が多く見受けられるとのことです。
セラピアが提供する解決策
1.
ノーコードスキル習得機会: 体調や特性に合わせた、自分に最適な働き方を実現したいという障害者の方々に向け、ノーコードのコーチングを通じてスキル習得の機会を提供します。
2.
就労支援: 特例子会社やA型就労支援施設、障害者雇用に興味がある企業への就職支援を行い、受講生には継続的な就労機会を創出し、実践の場を提供しています。
実際に約20名の応募から6名の受講生を受け入れ、現在は4名がセラピアで実際の業務に取り組むまでになりました。受講生たちは前向きに業務に向き合い、活躍の幅を広げています。企業との連携を進める中、障害者の働き方の選択肢を増やすことに力を入れています。
受講生の体験
報告会では2名の受講生がトークセッションに参加し、自身の経験と変化について語りました。受講生の一人、でんさんは「ノーコードに興味があり、テレワーク希望で受講を決意しました。自分がデザインしたものがその場で動く体験は楽しかったです。ノーコードで習得することができる内容は、障がい者でも健常者に劣らないと思えたことが大きな変化です。」と語ります。
また、もう一人の受講生でもあるもえさんは、「神経発達症の診断を受けてから不安だったが、受講を通じて自分にできることが増えた実感があります。自分のペースで取り組めるので気持ちも楽です。いつか他の誰かの助けになるものを作りたいです。」と感想を述べました。
代表取締役 田中圭のコメント
セラピアの代表取締役、田中圭氏は、このプロジェクトに対する思いを次のように表現しています。「障害者が特性に合わせた働き方を実現する上で、ノーコードによる技術習得が非常に効果的であると認識しています。本プロジェクトを通じて、障害者のQOL向上に寄与するサービスをさらに進化させていく所存です。」
まとめ
今回のプロジェクトを契機に、セラピアは障がい者の就労機会の拡大や企業のDX推進支援を強化し、日本全体の多様な働き方を改善する社会を目指しています。今後も彼らの活躍に注目したいものです。