トロールの森2025、てまひま不動産の出展
東京都杉並区で開催される「トロールの森」は、アートと自然が一体となり、地域住民や観光客が触れ合う独特なプロジェクトです。2002年から続くこのイベントは、善福寺公園を舞台に、さまざまなアート作品が展示され、毎年多くの人々を魅了しています。2025年には、てまひま不動産が5回目の参加を果たし、その作品が注目を集めています。
「トロールの森」について
「トロールの森」は、自然の中でアートを楽しむことができる珍しい試みです。善福寺公園の豊かな自然環境を背景に、多様な彫刻やインスタレーションが散りばめられ、来場者はアートと風景の融合を体感できます。このイベントは、地元のアーティストや住民が交流する大切な機会ともなっており、地域の文化創造に寄与しています。
公式サイトによれば、これまでの回を通じて、アートを通じて人々のつながりを強めることを目的としており、参加者は自由に作品をに触れ合いながら、アートの魅力に没頭することができます。
2025年の作品『重力に抗う』
てまひま不動産が出展する『重力に抗う』という作品は、来場者が内部に入れるインスタレーションです。身体を通して風や光、木々の存在を感じながら、自然との一体感を得ることができます。この作品は、空間全体の中で自然に息づく心地よさを提供することを目指しています。
制作には西南桜、カバ、オークといった木材を用いており、てまひま不動産のリノベーション工事で生じた余剰材も積極的に再利用されています。『重力に抗う』というテーマは、桜やクヌギの木の自然の姿からインスパイアを受けたもので、横に伸びる枝と垂直に伸びる木々の対比を巧みに表現しています。
持続可能な制作プロセス
てまひま不動産の設計士、内田は作品の背後にある理念について語っています。「生きとし生けるものは、すべて重力に抗って生きている」という考え方が作品の発端であり、アートを介してこの感覚を大切にしていきたいと述べています。また、作品には『センス・オブ・ワンダー』という感性が込められており、観る人が自然の不思議さを改めて感じることを期待しています。
内田自身、樹木と同じく自然の一部であることを意識しつつ、アートを楽しむ楽しさを忘れないようにしたいと語ります。来場者には、肩の力を抜き、気軽にこの作品を鑑賞し、自然とのつながりを感じてほしいと願っています。
てまひま不動産の概要
てまひま不動産は、株式会社リブランの一部門であり、杉並区を拠点としてリノベーションに特化したブランドです。利用者にとって真の「ワンストップリノベーション」を提供することをモットーに様々な住宅プロジェクトを手がけ、中でも地域に密着したサービスが評価されています。
リブラン自体は1969年に創業され、時代のニーズに応える形で住宅の企画やリノベーション事業を展開。公式ウェブサイトを通じて、実績やサービスの詳細を確認できます。
結びに
トロールの森2025の「重力に抗う」作品は、単なる観賞を超えた体験を提供し、訪れる人々に自然との深い関係を考えさせる機会を与えます。この機会にぜひ、杉並区の自然とアートが織り成す美しい共生の瞬間を体感してみてはいかがでしょうか。