EVトラックの進化!
先日、ヤマト・モビリティ&Mfg.株式会社(以下、「ヤマト・モビリティ」)は、株式会社IAT、SBSホールディングス株式会社との共同で開発していたEVコンバージョントラックの改造認可申請が受け入れられ、自社の初号車の納車を2025年4月15日に行ったことを発表しました。このプロジェクトは、日本初の小型トラックのEVコンバージョンとして注目されています。
EVコンバージョン開始の背景
ヤマト・モビリティとそのパートナー企業は、物流業界における持続可能な移動手段の必要性を強く認識し、EVトラック導入の道を模索してきました。新車を購入する場合のコストに比較し、EVコンバージョントラックは約3分の1の費用で済むため、企業にとって大きな経済的利点があります。また、これにより二酸化炭素(CO2)排出量の削減が期待され、環境負荷軽減にも寄与します。
初号車の納車と今後の計画
2025年4月15日、SBSホールディングス本社では、初号車の引き渡し式が華やかに行われました。この式には、SBSホールディングス代表取締役社長の鎌田正彦氏と、ヤマト・モビリティ代表取締役CEOの鈴木昭寿氏が出席し、EV化に向けた意気込みを語りました。今後、SBSグループは73台分のEVトラックを運用しており、さらに20台以上の新たなEVの導入を計画しています。
公道での実走行とデモ車両の活用
かつてないスピードで進化するEV技術。ヤマト・モビリティは今後、公道での実走行を実施しながら、各社へのEVコンバージョントラックの供給を拡大する予定です。また、ヤマト・モビリティが保有するデモ車両(2号車)は、既にナンバーを取得し、外部の顧客からの試乗依頼にも対応可能となっています。これにより、より多くの企業がEVトラックに接し、その利便性を実感できる機会が増える見込みです。
環境負荷低減と将来的な展望
ヤマト・モビリティは、SBSグループの各社と連携し、既存のディーゼルトラックのEVコンバージョンを進め、さらなる車両再利用を図っています。これにより、業界全体のEV比率を引き上げ、環境への影響を低減することが期待されています。
今後は、EV改造・整備に関するパートナー企業の募集も行い、さらなるビジネスの拡大を目指します。これにより、物流や流通業界が持続可能な方向へ進むための重要なステップとなるでしょう。
まとめ
イノベーションが進む環境に対応するため、ヤマト・モビリティはEVトラックの可能性を追求し続けます。この新たな取り組みが、よりクリーンで効率的な交通手段の普及につながることを願います。