地域を変える「問いの力」
地域社会の持続可能な発展に向け、株式会社ディシプリナ(渋谷区)による新たな挑戦が始まります。彼らの「地域人材育成プログラム」は、女性、シニア、学生を含む地域の様々な人々を対象に、自らの力で地域参画を促進し、定着を目指すものです。特に、経済産業省が提唱するデジタルスキルの中でも、「ビジネスアーキテクト」や「デザイナー」といった重要な役割を担う人材を育成することに焦点を当てています。
 プログラムの目的と背景
従来の人材育成プログラムでは、「研修して終わり」といった形態が多く見受けられます。しかし、ディシプリナでは「成果までやり切る研修」を掲げ、実際の業務に即座に活かせるスキルセットを提供することを目指しています。また、プログラム内では
「問いの力」、つまり問題設定力の重要性を強調し、参加者はデザイン思考やJob理論を駆使して地域や企業の抱える課題を深く理解していきます。
 特徴的なアプローチ
本プログラムの特長はその多様性にもあります。
1. 
成果重視の研修 - 参加者は、実施前に合意した就労率や定着率に基づいて、研修の効果を測定します。
2. 
問題設定力の強化 - フレームワークを活用し、解決すべき問題を明確にします。
3. 
多数派の行動変容 - 地域の大多数を占める人たちを対象にしたアプローチで、全体的な底上げを狙います。
4. 
自発型の人材育成 - 指示されて行動するのではなく、自ら進んでプロジェクトをリードできる人を育成します。
5. 
実績に基づくプラン - 大手企業での研修ノウハウを活用し、自治体向けにアレンジされたカリキュラムです。
 持続可能な地域のための3ステップ
このプログラムは、地域の自走化を目指すための段階的アプローチを採用しています。
1. 
擬似体験ワークショップ(無償) - 自治体職員向けに行う簡易ワークショップで、プログラムの効果を体験。
2. 
市民向け本格プログラム(3〜12ヶ月) - 日本全国の地域で、女性・シニア・学生を対象に実践的なリスキリングを行います。
3. 
地域ラボ設立(2年目以降) - 課題解決ラボを設立し、企業との協力や市民の自主運営による持続可能なプログラムへと進化させます。
 代表者の思い
代表の山本真吾氏は、「AI時代において一番重要なのは、自分自身で良質な問いを立てる力だ」と述べています。本プログラムを通じて、自立した人材が地域に増え、住民一人ひとりの生きがいにつながると信じています。
地域の未来を自らの手で作り上げていく。このプログラムは、そんな志を持った人々に、真の力を授けるためのものです。詳しくは、
ディシプリナの公式サイトを訪れてみてください。
今後の地域発展に向けたこの取り組みには、期待が寄せられています。
 
