整える暮らしが生産性を向上させる？Homeportの新たな発見

家庭を整えることで、私たちの生産性や幸福度がどれほど向上するのかを探る貴重な調査結果が株式会社Homeportから発表されました。この調査は、『LCS白書2025』の一環として、家庭力アッププロジェクト®の卒業生コミュニティ「Life Creators STUDIO」に参加した1236名から242名の回答をもとに行われたものです。調査の結果、整った家庭環境は時間の使い方や生産性向上に大きな影響を及ぼすことが示されました。

時間管理と生産性向上の関係

調査によると、家庭力アッププロジェクト®に参加する前には「時間の使い方に満足している」と感じていた人は14.9%だったのに対し、受講後にはその数字が50.4%に上昇しました。これは、家庭環境を整えることによって、時間の使い方に対する満足感が大きく改善されたことを示しています。

具体的には、探し物や準備にかかる時間が減り（23.9%）、家事の時間も短縮された（21.1%）という意見が寄せられました。「自分のために使える時間が増えた」と感じる人が81.9%に達し、特に多くの人が「30分から1時間増えた」と答えています。これは、多くの人が「時間をつくる」のではなく、「時間を取り戻す感覚」を実感していることを示唆しています。

整った環境が生産性を上げる

家庭を整えることで、どのように仕事の満足度が変化するのかも注目のポイントです。家庭力アッププロジェクト®受講後、仕事に関する満足度が22.7%から54.1%へと大きく向上しました。さらに、「仕事に前向きになれた」という回答が28.7%であり、仕事の質が上がったと感じる人は19.3%に達しました。

これらの結果から、家庭内の整理整頓が生産性を高めることに寄与していることが明らかになりました。

財務状況の改善

調査では、お金に関する満足度も大きく上昇しました。受講前の17.7%から受講後は47.2%に達し、片づけを通じて「ムダ遣いが減った（46.3%）」という回答が目立ちました。

加えて、家計に関するコミュニケーションが改善されたという声もあり、家庭力アッププロジェクト®を通じてパートナーとの対話が活発になったことも注目すべき点です。

健康への影響

健康面では、「健康に関する満足度」が受講前の15.7%から受講後66.1%に上昇し、ストレスが減少（25.4%）、睡眠の質が向上（13.6%）するなどの変化が報告されました。家庭内の環境が整うことで、生活リズムが安定し、メンタルヘルスの改善が図られていることがうかがえます。

自己肯定感の向上

最後に、自分の未来に対する満足度も注目すべき点です。受講前の2.9%から受講後には68.2%に急上昇し、「小さな一歩を積み重ねれば未来は変えられる」と感じる人が増えました。これは、家の片づけが自己肯定感を高め、将来に対する前向きな変化に繋がることを示しています。

Homeportの取り組み

Homeportは、家庭を整える力が自己管理力や課題解決力、チームワーク力の向上に寄与するものと位置づけています。この調査を通じて、家庭の整備は個人のキャリア形成にも良い影響をもたらすことを広く伝えていく方針です。家族を幸せにすることが、結果的に個人や社会全体の幸福度を向上させると信じています。私たちは、生活者の視点から「社会実装モデル」として、家庭から社会への変革を進めていきます。