食品ロス削減
2025-04-24 13:50:54

カゴメと共立女子大学が挑む、食品ロス削減プロジェクトの新たな展開

カゴメと共立女子大学が挑む、食品ロス削減プロジェクトの新たな展開



カゴメ株式会社は、共立女子大学及び共立女子短期大学との連携により、食品ロスの削減を目指す新プロジェクトを始めました。これは、地域社会の環境問題解決への第一歩として、大学生が実習形式で企業の戦略に参加するものです。

プロジェクトの概要


このプロジェクトは、カゴメが展開する「もっと知ってもっと削減、トマトの有効活用プロジェクト」の第二弾です。専門教育機関の学生に対し、その持つ知識と創造力を活かし、食品ロスの問題に対する具体的な解決策を提案させます。今年実施されるこのプログラムでは、共立女子大学のビジネス学部に属する12名の4年生が参加しています。彼らは、「いわき小名浜菜園」で発生した規格外品のトマトを原料とする「フラガールトマトジュース」の新しいマーケティング戦略を構築することが求められています。

プロジェクト開始の背景


2024年3月にカゴメと共立女子大学が締結した連携協定に基づき、社会における食品ロスの問題を解決するため、学生が企業の実務に関与するという新しい取り組みが始まりました。これにより、学生たちは現場の裏側を学びながら、実践的な問題解決能力を養っていくことになります。昨年度は規格外品のトマトの有効活用をテーマに授業が行われ、学生たちは提案をへてカゴメとの対話を重ねました。

実践的な学び


4月16日に行われたオリエンテーションでは、学生たちが「フラガールトマトジュース」についてのプレゼンテーションを受け、実際に5種類のトマトジュースを試飲する機会がありました。商品の特性を理解しながら、差別化のポイントを学ぶことで、商品戦略に対する感度を高めました。参加者の一人は、「このプロジェクトを通じて、昨年の学びを実践的に生かしたい」と期待を込めて語っていました。

マーケティング調査と最終発表


今後、学生たちはさらに深いマーケティング戦略を模索し、消費者調査や市場分析を行う予定です。最終発表は7月に行われ、これまでの成果をまとめます。この4ヶ月間での学びは、彼らにとっての集大成となり、卒業後の彼らにとっても大きな経験となるでしょう。

産学連携の重要性


この取り組みは、産学連携による新しい施策であり、学生たちに実社会における問題解決能力を培う貴重な機会を提供しています。また、カゴメもこの活動を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化し、食品ロス削減に対する意識の喚起を図っています。

共立女子大学の教育理念


共立女子大学は、130年以上にわたり女性の社会進出を支援してきました。「女性の自立と自活」を掲げ、リーダーシップを育む教育を行っています。新しいマーケティング手法を学ぶことで、学生たちは実社会に貢献できる人的資源へと成長していくことでしょう。

このプロジェクトは、地域の環境問題解決のみならず、学生のキャリア形成にもつながる、非常に意義深い活動です。カゴメが持つプラットフォームを活かしたこのプロジェクトが、さらなる発展を遂げることを期待しています。


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