新卒就活サービス「OfferBox」がユーザー行動分析を進化させる！

新卒就活サービス「OfferBox」がデータ分析を強化

近年の就職活動は企業にとっても学生にとっても、従来の枠を超えた形に進化しています。その中で、株式会社i-plugが運営する新卒オファー型就活サービス「OfferBox」が、新たに導入したユーザー行動分析ツール『Amplitude』により、従来の分析手法に劇的な改善をもたらしています。具体的には、データの連携によって企業が学生の動向をより精密に把握できるようになり、採用活動の質が向上しています。

Amplitude導入の背景

新卒オファー型就活サービス「OfferBox」は、企業が学生のプロフィールを確認し、直接アプローチできる新しい形態のプラットフォームです。従来、企業は学生にオファーを出して積極的な採用を行い、学生はそのオファーを通じて新たな機会に出会うことができました。しかし、OfferBoxが直面していたのは、属性データと実際のユーザー行動が結びついていないため、詳細な行動分析が難しいという課題でした。

例えば、Webとアプリでのユーザー行動を一元的に捉えられず、全体像が見えづらい状況でした。また、従来のSQLやGAを用いた分析は手間がかかり、迅速なA/Bテスト評価ができないという問題もあったのです。これらの課題を克服するため、DearOneがAmplitudeの導入を支援しました。

Amplitude導入の効果

Amplitudeを導入した結果、OfferBoxのデータ分析能力は一変しました。ユーザープロパティと行動データが統合され、詳細な行動分析がおこなえるようになります。特にコホート分析やA/Bテストの精度が向上し、施策の効果を迅速に検証できるようになりました。これにより、ユーザー行動をより正確に把握し、企業と学生の関係を深める助けともなっています。

株式会社i-plugのUXデザイン部の能勢征孝氏は、「Amplitudeを導入して、ユーザーのデータを取り込みどのように学生が行動しているかを理解することができるようになりました。特に、コホート分析が強化されたことで、さまざまな学生群ごとの行動を詳しく分析することが可能になりました。従来のGAと比較しても、Amplitudeは作業効率が大幅に向上しました」と語ります。これによって、オファー型就活サービスのさらなる伸長が期待されています。

Amplitudeの特長

Amplitudeは、IBMやWalmart、PayPalなど、数多くの企業に導入されているデジタル分析プラットフォームです。多様なデータを一元的に管理でき、専門的な知識がない環境でも直感的にデータ分析を行える点が特徴。そのため、マーケティングやプロダクト開発の現場において、迅速で正確な意思決定を下すための強力な武器となります。

株式会社DearOneの役割

DearOneは、NTTドコモの新規事業型子会社として、さまざまなマーケティングソリューションを提供しています。今回のAmplitude導入を通じて、データ分析や顧客エンゲージメントの支援に力を入れ、デジタルプロダクトの成長を促進しています。また、公式アプリを容易に開発できる「ModuleApps2.0」や、広告配信が可能な「ARUTANA」などのプラットフォームも展開しています。

このように、OfferBoxの進化は単なるサービスの質向上にとどまらず、日本の新卒採用市場において新たな潮流を生み出しています。"

今後もOfferBoxがどのようにデータを活用していくのか、注目が集まります。