おもちゃ美術館の新時代
2025-04-03 17:21:58

東京おもちゃ美術館 館長交代と新たな展望を迎える

館長交代を迎える東京おもちゃ美術館



東京おもちゃ美術館は、東京都新宿区に位置する、遊び文化を発信する重要な施設です。この度、2025年3月31日をもって館長の多田千尋氏が退任し、4月1日からは新たに山田心氏が館長に就任することが発表されました。これにより、今後のさらなる発展と新しい時代の幕が開かれることが期待されています。

前館長 多田千尋の歩み


多田千尋氏は、旧・芸術教育研究所運営の「おもちゃ美術館」時代から館長を務め、13年間にわたり新宿四谷に移転後も理事長と館長として活動を続けてきました。彼女の下で、東京おもちゃ美術館は多くの入館者を迎え、全国各地におもちゃ美術館のネットワークを築くことに成功しました。これまでの30年間で培った経験をもとに、改めてNPO法人の理事長として、次代に向けた挑戦を続けることを決意しています。

「おもちゃ美術館は日本の遊び文化を強化するべく、今後も誰もが遊びを楽しむことができる場所であり続けます。」


新館長 山田心のビジョン


後任の山田心氏は、ファンドレイザーとしても優れた実績を持つ、新しい時代のリーダーです。入職してから20年間、山田氏はおもちゃ美術館の様々なプロジェクトやイベントに携わり、特に資金調達の専門家としての手腕が評価されています。彼女は新たな文化交流の場としての役割を強調し、東京おもちゃ美術館を多世代が楽しむコミュニケーションの場として育てていく考えです。

「ただの展示施設ではなく、皆さんが交流し、遊びを学び合う場所でありたい。東京おもちゃ美術館が日本の遊び文化の中心地であることを目指します。」


東京おもちゃ美術館の魅力


東京おもちゃ美術館は1984年に中野にて開館し、2007年には新宿四谷の旧校舎に移転しました。11の教室を利用したこのミュージアムでは、木の温もりを感じながら、子どもから大人までが遊び文化を体験できる交流型のミュージアムとして一年中多くの来場者を迎えています。また、難病児向けの特別な招待制度や「グッド・トイ」を公表するなど、全国に遊びの交流を促進する役割も果たしています。2023年には「Children in Museums Award」を受賞し、その活動に高い評価を得ました。

全国のおもちゃ美術館の広がり


この美術館の取り組みは、次第に全国へと広がりを見せています。2025年には奈良おもちゃ美術館が開館し、全国で13館のネットワークを築く計画が進行中です。未来にはえひめ県今治市の「しまなみ木のおもちゃ美術館」や富士山おもちゃ美術館も開設される予定で、さらなる成長と多様な遊びの文化を届ける期待が高まっています。

終わりに


東京おもちゃ美術館は、今後も新しい館長のもとでさらなる発展を遂げ、世代を超えて愛される場所であり続けることでしょう。多田千尋氏の意思を引き継ぎつつ、山田心氏が新たな時代を切り開く姿を、私たちも見守り続けましょう。日本の遊び文化に寄与するおもちゃ美術館の今後の展開にご期待ください。


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