杜土木と0次産業が未来の東京を変える
2025年9月6日から8日の3日間、東京で「杜土木と0次産業」をテーマにした環境シンポジウムが開催されます。このシンポジウムは、一般財団法人杜の財団と風土再生学会が主催し、私たちの生活基盤である都市環境の持続可能性を探求する場となります。特に、都市の循環機能が遮断されている現状を再評価し、どのようにしてその改善を図るか、議論や体験を通じて学びを得ることを目的としています。
都市の現実と課題
今日の都市は、便利さを追求するあまり、自然の循環機能が阻害されている状況にあります。近年の異常気象や災害により、首都圏における流域全体が脅かされていることを実感します。アスファルトやコンクリートによる封じられた環境が、都市の脆弱性を高めているのです。シンポジウムでは、このような問題を共有し、解決策を見つけ出すためのプログラムが用意されています。
シンポジウムの概要
シンポジウムは、以下のプログラムで構成されています。
- - 9月6日(土): 国立オリンピック記念青少年総合センターにて、「首都圏流域風土の現状と未来への提言」をテーマに基調講演と専門家の発表が行われます。
- - 9月7日(日): 阿佐ヶ谷の痩蛙学舎で、専門家による徹底討論会が行われ、「呼吸する都市に向けて~命が支える循環機能」と題した交流会も予定されています。
- - 9月8日(月): 井の頭公園や吉祥寺永谷ホールで、フィールドツアーが実施され、流域風土と都市環境のつながりについての理解を深めます。
杜土木と0次産業の提案
このシンポジウムの中心テーマである「杜土木」とは、自然との共生をあくまで追求する新しい土木思想です。「その場を傷めず、大事に使う」という根本的な誓いをもとに、現代社会が盲目になりがちな生態系への配慮を再 سامنےさせるものです。さらに、「0次産業」という概念は、自然と経済が相乗的に機能する社会を想定しています。これまでの一方的な資源消費から脱却し、持続可能な社会を築くための道を探ります。
参加の呼びかけ
私たち一般財団法人杜の財団では、30年以上にわたり環境改善の実績を積んできました。首都圏流域の持続可能な環境づくりへの関心をお持ちの方々の参加を心からお待ちしております。現代の都市において自然との共存を求めるにはどうすればよいのか、皆さんと共に考えることが、このシンポジウムの重要な目的です。この機会に、環境と経済の調和について真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
終わりに
環境や社会の未来を担う次世代に対する責任を感じながら、シンポジウムを通じて、持続可能な社会の実現へ向けての第一歩を共に歩み出しましょう。
お申し込みは
こちらからご確認ください。