高校生が手掛ける!札幌の自然と調和したホテルアート
全国でホテルを展開する株式会社チョイスホテルズジャパンが、2025年12月18日に開業予定の「コンフォートホテルERA札幌北口」向けに、特別なアート制作を企画しました。ここでは、市立札幌藻岩高等学校の生徒たちが参加した「ボタニカルペイントアート制作ワークショップ」の模様をお伝えします。このワークショップは、ホテルの内装デザインを担当している株式会社スペースと協力して実施されました。
生徒たちの感性で描く「札幌の彩り」
ワークショップには、美術部の生徒やデザインを志す生徒たち、計12名が参加しました。彼らは「札幌の都市の彩り」や「四季の美しさ」をテーマに、地元の植物を使って「ボタニカルペイントアート」を制作しました。指導には、岐阜県で活動するアーティストの伊藤和徳氏と伊藤純子氏が参加。それぞれが植物素材の扱いや構図の工夫に関する基本的な知識を教え、作品づくりをサポートしました。
札幌の魅力を再発見するインスピレーション
アート制作に先立ち、参加者たちは札幌の魅力を再発見するために、様々なキーワードに基づくアイデア出しを行いました。景色、建物、食べ物など札幌の多様性に触れ、発想を豊かにした生徒たちは、48色のカラーカードから連想する色を選び出し、制作のための色彩イメージを膨らませました。この過程で、札幌の豊かな文化や自然を理解し、より深くアートに反映させていきました。
「都市と自然の調和」をテーマにした制作
生徒たちは周囲から集めてきた葉っぱや花を用い、「都市と自然の調和」をテーマにアート作品を仕上げていきました。四季の変化や町の風景、身近な自然を感じ取ることで、彼らはアートに心を込めつつ、見る人に札幌の豊かさを伝えようとしました。一枚一枚の作品には、自らの心の声が宿っており、訪れる宿泊者に札幌を感じさせる素晴らしいアートが完成しました。
個性あふれる76枚のアートが完成
約8時間にわたるワークショップを経て、”札幌の冬”や”四季”、”スポーツ”など、生徒それぞれが持つ「札幌の色」を表現した76枚のアート作品ができあがりました。各生徒の感性が光る作品は、見る者に新たな発見を提供します。参加生徒からは「客室でこの作品を見てリラックスしてくれると嬉しい」「お客様がこのアートを通して札幌の四季を感じてほしい」といった感想も寄せられました。
新しいホテル体験としての地域との共創
この企画は、地域との共創による新しいホテル体験を提供することを目的としています。高校生が自らの視点で札幌の魅力を表現することで、宿泊者たちはその作品を通じて五感で札幌の魅力を感じることができるのです。完成した76枚のアートは、ホテル内の全69室のクイーンエコノミータイプ客室に展示される予定で、訪れるたびに異なる表情を楽しむことができます。
ボタニカルペイントアート制作ワークショップ詳細
- - 開催日:2025年10月19日(日)
- - 開催場所:市立札幌藻岩高等学校
- - 主催:株式会社スペース
- - 監修:伊藤和徳氏(和ごころ農園)/伊藤純子氏(里山デザイン工房 つむぐ手)
- - 参加者:市立札幌藻岩高等学校美術部及びデザイン系進学希望者12名
- - 展示予定:コンフォートホテルERA札幌北口の全69室(クイーンエコノミータイプ)にアート作品を展示
まとめ
このアートプロジェクトは、単なる宿泊施設を超え、地域密着型の新しい体験を提供するものです。札幌の自然や文化を感じることで、訪れる人々にとってかけがえのない思い出となることでしょう。ぜひ歩み寄ることのできる「札幌の街とつながる新しいホテル体験」をお楽しみください。