ボストンで日本勢が集結する『FM選手権』の魅力と見どころ

今季の「FM選手権」、間もなく開催！ボストンで行われるこの大会には、在外5年目を迎えた日本のゴルフ選手たちが一堂に会します。WOWOWが連日生中継する本大会は、ファンにとって見逃せないイベントとなっています。

大会概要

「FM選手権」は、昨シーズンから新設された大会で、アメリカ・マサチューセッツ州のTPCボストンが開催地。ここは、2002年にアーノルド・パーマーが設計し、2007年に著名なコース設計家ギル・ハンスが再設計を手掛けたゴルフ場です。湿地を生かした林間コースで、起伏に富んだデザインがプレイヤーたちにチャレンジを与えます。特にグリーン周囲のバンカーや障害物が攻略を難しくさせる要因となるでしょう。

注目選手

今大会には、既に今季優勝歴を持つ選手たちが多数出場します。例えば、全英オープンチャンピオンの山下美夢有選手は「メジャーチャンピオンとして帰ってきたので、しっかり調整して挑みたい」と語っています。また、西郷真央選手は最近の調子について「良い感触がある」と自信を見せ、竹田麗央選手は勝つために「しっかりしたイメージで挑む」と優勝を狙います。

さらに、古江彩佳選手は、「最近では良いプレーができていないと感じていたので、しっかり練習してきた」との気合を込めています。若手からベテランまで、全はっ肩の力を抜いてプレーできた時にこそ、真価が発揮されるのがこのスポーツの面白いところです。

コースの魅力

TPCボストンは、自然の湿地を活かした設計が特徴です。なんといっても、直面浮沈の難しさが山場となるグリーンは、プレイヤーに厳しい試練を与えます。コースは全体的に距離があり、バンカーが淀んでいて、フェアウェイは広いながらも、ラフは厳しく地形を考えながらの戦略が求められます。そのため、マネジメントとショットの精度が試されるでしょう。特に、グリーンはアンジュレーションが多く、パターの感覚も重要になること請け合いです。