クックパッド食トレンド大賞2025で新たな食文化の顔を確認!
2025年11月26日に開催されたクックパッド「食トレンド大賞2025・食トレンド予測2026」発表会。ここでは、家庭料理における新しい食文化に貢献した方々が表彰されました。今年新たに設けられた「クックパッド食トレンド大賞2025『今年の顔』」では、家庭料理の楽しさや多様性を広めるための活動が評価され、多くの人々にとって、料理を作ることがより楽しくなることを目指しています。
受賞者の紹介
受賞者は、薬膳スープ春雨専門店「七宝麻辣湯」の創業者・石神秀幸さん、料理家兼管理栄養士の長谷川あかりさん、料理クリエイターのりよ子さん、そして特別賞にはクックパッドアンバサダーのよっちさんが選ばれました。各受賞者の背景と、どのように家庭料理の新しい文化に貢献しているかを見てみましょう。
石神秀幸さん
石神さんは、スパイスを活かした麻辣湯の普及に尽力してきました。30種類以上の薬膳スパイスを用い、トッピングや辛さのカスタマイズも自由自在。彼の努力によって、麻辣湯は若者から家庭全体に広がる人気となり、通販商品「おうちでチーパオ」も好評を博しています。家庭で手軽にスパイス文化を楽しめるようになりました。
長谷川あかりさん
長谷川さんは、「体験としての料理」という新しい価値を提案し、家庭内での料理の位置付けを見直しています。SNSでも大人気のハンバーグレシピが多くの注目を集め、彼女の発信する料理観が家庭料理の楽しさを再認識させています。次世代の料理家スタイルも模索し、多くのフォロワーを惹きつけています。
りよ子さん
りよ子さんは、せいろの調理を普及させることに焦点を当て、簡単かつ見栄えの良いレシピを提供しています。彼女のスタイルは、料理の手軽さと楽しさを同時に叶えるもので、多くの料理初心者にも優しいもの。せいろ蒸しの人気を押し上げ、料理恐怖症を解消する新たな価値観を提供しています。
よっちさん
よっちさんは「おいしい節約」の新たな形を提案しており、物価高に対する実践的な解決策を提供します。家計に優しい「かさまし料理」は、多くの家庭に取り入れられ、限られた予算でも健康的かつ美味しい食事を楽しむことで新たな文化を作り出しています。
新しい食文化の影響
これら4名の受賞者が共通して持っているのは、短期的なトレンドを追うのではなく、持続的な食文化の変革に寄与する姿勢です。家庭内での料理の楽しさや体験を重視し、情緒的な価値を大切にした彼らの取り組みは、今後も家庭料理の在り方を豊かにしていくことでしょう。
コミュニティの形成
さらに、クックパッドは2026年1月から新しいコミュニティ「(仮) 一緒に作ろうコミュニティ」をスタートさせます。料理への探求心を持つ人々が集まり、料理の知識を共有し合う場が提供されることで、皆が一緒になってより豊かな食文化を育んでいくことが期待されています。
食トレンド大賞とは
クックパッドの「食トレンド大賞」は毎年、その年を象徴する料理や食材を選出しており、2025年は「ワンプレートせいろ」が大賞を受賞しました。家計を守るための知恵や、楽しさを追求する新しい料理の形が、今後の家庭の食卓をどう変えていくのか、注目が集まります。
2025年の「今年の顔」は、新たな食文化の波を起こし、家庭料理を再発見するきっかけを与えてくれました。それぞれの活動が、家庭の食卓にどのような変化をもたらすのかが、今後の楽しみです。