富士通グループ、映像管理基盤をクラウドで統一!
近年、デジタル変革(DX)が企業の成長と安定に不可欠な要素となっています。そんな中、多拠点で事業展開を行う企業では、拠点ごとに異なるシステムが存在し、運用の標準化やデータ活用が求められています。富士通株式会社は、全世界に約11万人の従業員を擁し、「OneFujitsu」プログラムを推進しています。
VisualStage Pro powered by Arculesとは?
このたび、キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、富士通に向けてクラウド型の映像管理プラットフォーム「VisualStage Pro powered by Arcules」の本格運用を開始しました。このシステムは、国内約300拠点に設置されている約3000台のネットワークカメラとの接続が可能です。導入時期は2025年10月からで、まずは国内拠点から運用を開始し、将来的には国外拠点への展開も視野に入れています。
このプラットフォームは、20,000機種以上のカメラに対応しており、既存のカメラを活用することで導入コストを抑えることができます。また、IoTデバイスとの連携により、防犯施設の強化も実現します。
安全環境の構築を目指して
多拠点での映像データが分断されていては、迅速な意思決定が難しくなり、さらにはセキュリティリスクを抱えることになってしまいます。そのため、富士通はこのプラットフォームの導入を通じて、運用負荷を軽減し、インシデントを早期に発見できる環境を整備します。これにより、さらに安心安全な職場環境の構築をサポートします。
運用の利便性向上
本プラットフォームの特徴としては、専用ソフトを必要とせず、パソコンやスマートフォンからインターネットを通じて現場の映像を確認できる点が挙げられます。メンテナンス業務も不要で、常に最新のソフトウェアに更新されるため、運用業務が大幅に削減されます。これにより、現場担当者が他の業務にもっと集中できるようになるでしょう。
映像の利活用方法
「VisualStage Pro」は、防犯以外にも様々な用途で活用できるため、企業にとっては新たな資源となります。録画映像はクラウドやその他のストレージに保存できるため、必要に応じてアクセスが可能です。これにより、企業は映像データを最大限に活用し、業務の効率化を図ることができます。
今後の展開
富士通は今後、グローバルなビジネスオペレーションの標準化を進め、海外拠点への導入を検討する予定です。キヤノンMJは、「VisualStage Pro」の技術を用いて、企業内でのDX推進を引き続きサポートしていく方針です。
映像管理の統一は、企業にとって必要不可欠な課題であり、これにより富士通グループがより一層安全で効率的な環境を実現することが期待されます。詳細はキヤノンの公式サイトをご参照ください。