妊娠と仕事におけるつわりの実態、84.7%が経験

妊娠と仕事におけるつわりの実態

最近、雪印ビーンスターク株式会社が実施した調査により、妊娠中の女性たちが経験するつわりの実態が明らかになりました。この調査は、メンバーズクラブ「まめコミ」の会員3466人を対象に、2024年11月26日から12月2日の期間に行われました。

つわりの症状について

調査結果によれば、妊婦の84.7%がつわりを経験しています。つわりの症状の中で最も多いのは「眠気やだるさ」で、さらに「食べづわり」や「においが気になる」といった声も多く聞かれました。この時期、つわりは個々の妊婦によって異なり、始まりや終わりのタイミングにも大きな差が見られます。一般的には、妊娠5〜6週目で始まり、20週目頃に収まる人が多いと言われています。中には出産直前まで続く方もいるようです。

また、産婦人科を受診した妊婦は僅か22.9%にとどまりました。その理由として「生活や仕事にやや支障が出たが我慢した」や「改善するとは思わなかった」という意見が目立ちました。多くの妊婦は、辛いつわりを抱えながらも、日常生活や仕事を続けているのが現状です。

産婦人科で受診した際には、「休み時間を増やす」、「食事の取り方の工夫」、「葉酸の摂取」といったアドバイスが主であり、「ビタミンB6」の摂取についての指導は少ないとのことです。

つわりと仕事の関係

つわりが原因で生活や仕事に影響が出たと回答した人は68.8%にも上り、その中には入院したケースも見られました。妊娠初期のうちに上司に状況を伝える妊婦が多く、同僚には安定期に入ってから伝えることが一般的です。これには「つわりで体調が悪くなったので」という理由が多く挙げられています。

妊娠期の不安感と母健連絡カード

妊娠が判明した際に不安を感じると回答した人は60.9%に達し、特に生活や仕事の変化に対する不安が色濃く表れていました。“母健連絡カード”の認知度は67.2%と高いものの、実際にもらったことがある人は22.6%という少数に留まっています。このカードは、主治医からの指導を的確に伝えるためのものですが、活用されていないのが実情です。

妊娠時に多くの女性が経験するつわりについて、雪印ビーンスタークが提供する情報は、今後の妊娠ライフへのサポートにもなるでしょう。もしつわりに悩む方がいれば、メンバーズクラブ「まめコミ」でサポートを受けるのも一つの手です。

まとめ

妊娠中の女性にとって、つわりは決して軽視できない問題です。体調の変化に敏感になり、他者に共有することは、より良い妊娠生活を送るために重要です。これらの実態調査は、妊婦の声を知り、今後の制度や支援の参考にするための重要な一歩と言えます。

詳細については、雪印ビーンスタークのホームページをご覧ください。