株式会社YTGATEが1億円の追加資金調達、創業2年で累計約6億円達成へ

YTGATE、追加資金調達を実施

決済領域に特化したSaaS事業を展開する株式会社YTGATEが、静岡銀行などの金融機関から1億円の追加デットファイナンスを実行したことを発表しました。この調達により、創業からわずか2年での累計資金調達額が約6億円に達することになります。

資金調達の背景

YTGATEは、決済を最適化し、企業の課題を解決することを目指しています。外部資本に依存することなく、キャッシュ・コンバージョン・サイクルの徹底した管理を通じて、高い資本効率を実現し、健全な成長基盤を築いてきました。

昨年には、りそな銀行を始め5行から約5億円のデットファイナンスを行っており、今回の資金調達により、さらなる事業の成長が期待されます。今回の調達は、YTGATEの事業モデルや来期計画に対する評価を基にしており、今後の成長に大きな影響を与えると認識されています。

YTGATEの事業内容

YTGATEは主に二つの事業を展開しています。第一に、決済関連のコンサルティング事業があります。国内外の企業に向けて、最適な決済手段の選定や導入支援を行い、特にECやD2C事業者、グローバルブランドからの幅広いニーズに応えています。

第二に、SaaSプロダクト「YTGuard」を通じた決済最適化支援が挙げられます。このプロダクトは、企業がWebサイトにタグを追加するだけで簡単に導入でき、決済環境の改善を迅速に実現します。給与などの資金調達が進む中で、特に重要なのは決済承認率の改善で、当社ではそのデータ分析に基づく施策を提案し、具体的な障壁を取り除くことで、企業の売上向上に貢献しています。

今後の展望と資金の使途

今後、調達した資金は「YTGuard」のユーザーインターフェースの改善や機能の拡充に投資される予定です。また、マーケティング活動やセキュリティ・コンプライアンス体制の強化、そして人材の採用・育成にも充てる計画です。これにより、より多くの企業が直面する決済関連の課題の解決を目指し、社会的な問題への対応を強化していく考えです。

YTGATEの公式ウェブサイトによると、今後も持続可能な成長を追求しつつ、企業価値の最大化を目指す姿勢を堅持していくとしています。取引先や利用者に対しても、決済効率化の観点から感謝の意を示し、より充実したサービス提供を今後も行っていく予定です。