元Apple Japan社長がNSJAPAN顧問に就任、営業研修サブスク事業を強化

概要

株式会社NSJAPANが、元Apple Japan代表の山元賢治氏と、英語教育の専門家である小西麻亜耶氏を外部顧問として迎えることを発表しました。これは、日本企業の営業力を強化し、グローバル競争力を向上させるための一環です。両氏は、単なるアドバイザーに留まらず、伴走型パートナーとして深く組織に関与し、営業研修サブスクリプション事業を拡大するための重要な役割を果たす様です。

背景

最近、日本企業の営業現場では多くの課題が顕在化しています。特に、営業人材の不足や春季層の研修の遅れ、若手社員の離職率の増加などが問題視されています。従来の研修方式では、これらの課題に対処するのが困難となっており、実践的で持続可能な研修モデルの導入が求められています。さらに、グローバル市場においては、語学力や異文化理解の不足が競争力の低下につながっています。

このような背景を受けて、人的資本経営が見直され、「人間力」や「対話力」といったヒューマンスキルが再び注目されています。NSJAPANも、その流れに遅れを取らないよう、外部顧問の招聘を決定したのです。

外部顧問の役割

1. 山元賢治氏
元Apple Japanの社長として、日本市場での成功を収めた山元氏は、その経験をふまえ、NSJAPANの営業研修の質を高める役割を担います。特に彼のリーダーシップや企業変革に関する知識を研修プログラムに反映し、実践的な内容を提供します。

2. 小西麻亜耶氏
グローバル人材育成の専門家である小西氏は、英語教育のノウハウを活かし、研修を通じて国際対応力を強化することに注力します。彼女の発音矯正メソッドは4,000名以上のビジネスパーソンに好評を博しており、NSJAPANの研修内容の実効性を高める要素となるでしょう。

今後の展望

NSJAPANは、これらの外部顧問の知見を活かして、営業研修事業の拡大を目指します。特に、以下のような取り組みが計画されています。

- オンライン研修の充実

会員制の営業研修サービスを拡大し、より多くの企業の人材育成を全面的に支援します。

- 営業支援SaaSとの接続

学習データの活用により、営業活動の効果を最大化し、研修成果を実際の営業成績に結びつけます。

- ASEAN市場への展開

アジア地域や米国へのサービス提供を視野に入れ、国際的なプレゼンスを拡大していく方針です。

最後に

NSJAPANの代表取締役である内藤脩平氏は、今回の体制強化が企業変革にどれほど役立つかを強調しています。「ビジネスを動かすのは人との信頼関係です」と述べ、今後も人間力に基づいた研修サービスの提供を通じて、日本企業の持続的成長に貢献する姿勢を示しています。

この挑戦により、日本の営業組織が新たな価値を見出し、競争力を一層高めていくことが期待されます。NSJAPANの今後の活動に注目が集まることでしょう。