岡山大学の学生がキャンパスベンチャーグランプリで輝かしい成績を収める
2025年1月22日、広島市中区で開催されたキャンパスベンチャーグランプリ(CVG)中国大会において、岡山大学の学生たちが素晴らしい成果を上げました。この大会は、学生起業家の登竜門として位置づけられ、全国の大学から多くの応募が寄せられています。
受賞者の紹介
最優秀賞を受賞したのは、大学院環境生命自然科学研究科博士前期課程に在籍する長尾幸紀さんです。彼のビジネスプラン「サイエンス・ブランディング」は、中小企業の技術を大学の知見を基に科学的にわかりやすく表現し、協業や宣伝につなげることを目的としています。この革新的なアプローチは、着眼点の良さや数多くの中小企業にとっての将来性の高さが評価され、最優秀賞を勝ち取りました。
また、奨励賞には、同じく環境生命自然科学研究科の岡本健生さん、本多大空さんのグループ、そして髙山凌一郎さんも受賞しました。受賞者たちは、受賞の喜びを胸にさらなる成長を目指しています。
表彰式の様子
表彰式には、受賞者を含む13名が出席し、CVG実行委員長である中国電力の芦谷茂さんから、賞状が贈られました。
長尾さんは、「岡山大学発の地方創生手法として考案したビジネスプランが多くの方に認められ、最優秀賞を受賞できたことを大変光栄に思います。この受賞を励みに、初めての『ローカル・ゼブラ企業』として社会に貢献できるよう努めてまいります」と述べ、今後の取り組みへの意気込みを語りました。長尾さんは2025年2月25日に大阪で開催されるCVG全国大会にも出場予定です。
CVGについて
キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)は、2002年度から開催され、今年で23回目を迎えました。昨年の夏から秋にかけて、中国地方の14校からの77件の応募があり、そのうち受賞した10件のうち半数が岡山県内の学生によるアイデアでした。これにより、岡山大学の学生の発信力と実力が再び注目されています。
起業への支援
岡山大学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部を通じて、技術シーズやビジネスプランの実現に向けた多様な支援を行っています。起業に興味のある学生や教職員は、ぜひ相談してみてください。
岡山大学は今後も地域社会への貢献を目指し、特色ある研究とそれに基づく教育を続けていくことでしょう。本大会での成果を皮切りに、岡山大学発の新たなビジネスが次々と展開されることが期待されます。