キユーピー株式会社がサステナブル企業として評価される理由
東京都渋谷区に本社を構えるキユーピー株式会社は、皆さんもご存じの「キューピー マヨネーズ」のブランドで知られていますが、近年、企業の社会的責任と持続可能な発展に真剣に取り組んでいます。この度、SOMPOアセットマネジメントが設定する「SOMPOサステナビリティ・インデックス」に、7年連続で選定されたことが発表され、注目を集めています。
SOMPOサステナビリティ・インデックスとは?
このインデックスは、ESG(環境・社会・企業統治)に優れた企業約300社を構成銘柄として選定しています。キユーピーがこのインデックスに選ばれることで、その取り組みが高く評価されていることを示しています。この選定は、企業の持続可能な運営が求められる現代において、ますます重要な意味を持ちます。
最近の取り組み
1. 協働による資源循環の推進
2024年度には、キユーピーと日清オイリオグループが連携し、使用済み油付きPETボトルの資源循環に向けた回収実証実験を開始しました。また、味の素とも協力して使用済みマヨネーズボトルの再利用に向けた取り組みを行っています。これにより、廃材の有効利用を図り、環境負荷の軽減を目指しています。
2. 再生PET樹脂の使用
さらに、市販用ドレッシング類では180mlサイズ全25品に再生PET樹脂を30%含むボトルを採用しています。この取り組みにより、リサイクルプラスチック利用を拡大し、リソースの効率的な使用を実現しています。
3. 地域プロジェクトの貢献
また、キユーピーは一般社団法人渋谷未来デザインと共同で「SHIBUYA Urban Farming Project」を立ち上げました。このプロジェクトは都市農業の促進を目指し、地域社会との連携を強化しています。環境への配慮だけでなく、地域活性化にも貢献する新しい形のプロジェクトです。
企業の価値創造とサステナビリティ
キユーピーグループは、持続可能な開発目標(SDGs)に基づいて、企業の重要課題を特定し、サステナビリティ活動を推進しています。環境問題や社会的責任を理解し、その実現に向けた具体的なアクションを行うことで、企業価値を高めると同時に、持続可能な社会の実現に寄与する姿勢を貫いています。
今後もキユーピーグループは、サステナブルな企業として、その独自の取り組みを深化させていくことでしょう。
詳細については、
キユーピーグループ統合報告書2025や、
サステナビリティサイトをご覧ください。