全国観光情報データベースがGoogleと連携し観光情報を強化!
日本国内の観光振興を目的として、全国12万件におよぶ地域観光情報を管理している「全国観光情報データベース」が、Googleとの情報提供を開始します。このプロジェクトは、観光庁の「地域経済活性化に向けた事業者間におけるデータ連携等の促進に向けた実証事業」に基づくもので、国内外への観光情報の発信強化を目指しています。
観光情報発信の課題
近年、訪日旅行を希望する海外の個人旅行者や特別な目的を持った旅行者に向けて、十分な観光情報が届いていない現状があります。このギャップを埋めるべく、発信方法の見直しが急がれています。また、旅行者が必要とする情報を簡単に見つけられるように、情報の精度や鮮度を高めることが重要です。観光庁による「観光DX推進のあり方に関する検討会」の報告でも、旅行者の利便性向上が強調されており、Googleビジネスプロフィールの活用がその一環として位置付けられています。
この新たな連携を通じて、観光情報の発信が格段に強化され、地域の訪問機会の創出や観光消費の向上が期待されています。
Googleサービスとの連携
世界中で使われているGoogle検索プラットフォームを通して、地域の観光地情報を広く発信できる機会が生まれました。観光地の画像をGoogle検索に掲載することで、海外を含む多くのユーザーに地域の魅力が伝わります。特に、旅前や旅中といったタイミングでの情報収集にGoogle検索が利用されるため、この情報提供が重要な役割を果たすでしょう。
新たにできること
今回の連携によって、観光地の画像がGoogle検索の結果に表示されるようになります。観光施設や地域の静態情報、イベント情報など、境界を越えた観光地のイメージが簡単に見られるようになるのです。これは、日本観光振興協会が保有する画像データを基に、GoogleビジネスプロフィールのAPI経由で実現されます。
目的としては、地域の観光情報を国内外で周知すること、ユーザーからの信頼度を高めることが挙げられます。情報は観光施設やイベント、季節情報など、多岐にわたります。また、Googleビジネスプロフィールを用いることで、オーナーが自身のビジネス情報を管理し、積極的にデジタル発信を行えるようになります。
お問い合わせ先
この取り組みに関する詳しい情報については、公益社団法人日本観光振興協会の事業推進グループ観光DX共創部にお問い合わせください。e-mail: jyouhou@nihon-kankou.or.jp
以上のように、全国観光情報データベースがGoogleと共に新たな一歩を踏み出し、人々に感動を与える地域の魅力を発信することが期待されています。これにより、地域経済の活性化と観光業の発展が実現することを願っています。