中西製作所の効率化
2025-08-04 11:43:42

中西製作所、パナソニックISのWasabi導入で運用効率化を実現

中西製作所、クラウドで新たな一歩を踏み出す



株式会社中西製作所は、パナソニック インフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)と手を組み、クラウドストレージ「Wasabi」の導入を決定しました。この取り組みにより、全国各地に分散していたファイルサーバの運用負担を軽減し、管理の一元化を図ります。

1. 導入の背景



中西製作所は、多数の拠点を抱えていますが、各拠点にはそれぞれ複数のNAS(ネットワーク接続ストレージ)が設置されていました。IT部門の担当者は本社に一人だけで、各拠点のIT管理が非常に困難な状況でした。日常的な管理や、障害対応にかかるコストや労力が膨大で、この体制のままでは今後の業務に影響を及ぼす可能性がありました。

そこで、主要ストレージのリプレースを契機に、各拠点のNASを統合することを検討し、コスト面や管理効率を優先してWasabiを選択しました。

2. Wasabi導入による効果



Wasabi導入後、全国の拠点に分散していたNAS環境をクラウド上へ統合しました。これにより物理的な機器の数が減少し、障害対応にかかる負担が劇的に軽減。各拠点でIT担当者が不在でも安定した運用が可能となったことから、業務効率が大幅に向上しました。

特に、管理が困難だった拠点では、IT部門が不在でもすぐに問題に対処できる環境が整備されました。また、大容量のファイルサーバを必要とせず、Wasabi Cloud NASによるコスト効率的な運営が実現できました。

さらに、ランサムウェアなどといったサイバー攻撃への対策も強化され、企業データの安全性が大きく向上しています。中西製作所はこれにより、基幹システムの17TBを含む約35TBのデータを安全にクラウドに移行しました。

3. 中西製作所の期待



中西製作所のDX推進室の佐嶋係長は、今後のITサービス導入について次のように述べています。「AIを含むITサービスの導入は今後の重要課題であり、パナソニックISから一貫したトータルサポートを受けられることに大きな期待を寄せています。」

また、Wasabiに対しては、OCR(光学式文字認識)や全文検索、RAG(生成型AI)のような先進技術との連携によるさらなる付加価値向上を期待しているとのことです。

4. Wasabiストレージの魅力



Wasabiは、他社のクラウドストレージと比較して最大80%も安価なサービスを提供しています。この完全定額制の料金体制は、予期しない課金が発生しにくく、企業にとって非常に利用しやすい特性を持っています。既存のインフラとスムーズに連携しつつ、コストを抑えた運用を実現するWasabiは、多くの企業のデータ管理に貢献しています。

5. おわりに



中西製作所のこの取り組みは、デジタルトランスフォーメーションの重要性を再認識させる好例です。パナソニックISのクラウドストレージ「Wasabi」を通じて、今後の業務展開がさらに加速していくことが期待されます。IT環境の変革を進める中西製作所の今後の発展に注目が集まります。


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